夏休みのお昼ごはん

サマーキャンプに行った年長園児の連絡ノートには、我が子がマシンガントーク話すサマーキャンプの出来事が書かれていました。本日、サマーキャンプのDVDをアップしたので、お家で、子どもの解説付きで楽しんで欲しいですね。

 

そして、朝の会では、年長園児に「サマーキャンプで一番楽しかったこと」を一人ずつインタビューしました。一人目の園児が、「川遊びで、岩の上からジャンプができたこと」と答えました。いつもなら、この後、みな「川遊びが楽しかった」と同じことを言うと思ったのですが、全員、違う内容でした。「星空観察でお月様を見たこと」「お部屋で遊んだこと」「ゴリラ山に登ったこと」「浮き輪で浮かんだこと」「みんなで寝たこと」「みんなでお風呂に入ったこと」「花火をしたこと」「ライトトラップで虫を観察したこと」「着物になって写真を撮ったこと」などなど、それぞれが、一番印象に残ったことを言ってくれました。ひっとしたら、他の友だちと違うことを言わないと・・・と思ったのかもしれません。自分の考えをそれぞれが言えて、素晴らしかったです。

 

さて、夏休みシーズンが到来しました。子どもにとって楽しいはずの夏休みは、親にとっては憂鬱の始まりとなります。そんな中、保護者の負担をできるだけ軽くするために「お昼ごはん問題」を改善する取り組みが、各自治体で広がっているようです。

 

夏休み期間は給食がありません。子どもの「お昼ごはん」は、親にとっては、夏の最大の課題です。大げさでも何でもありません。普段は、学校給食を食べて、学校が終わると学童に子どもは行くのですが、夏休み期間は、朝から子どもを預かるので、お弁当を作って学童保育に送り出すことになります。

 

お弁当作りが楽しい親はいいのですが、ただでさえ慌ただしい朝に、もうひとつのルーテインが加わって、それはそれは大変です。冷蔵庫が空っぽで、早朝からコンビニに走ることもあるでしょう。

 

そんな中、各自治体では、夏休みお昼ごはんサービスに取り組んでいるようです。奈良市では、弁当代を市が一部負担し、個人負担は普段の給食の同じ250円で対応しています。埼玉県越谷市や東京都八王子市では、市内のほぼすべての学童で給食対応を行っています。東京都豊島区では、「ワタミの宅食」のお弁当が届きます。

 

利用方法は、親がスマホなどの端末から注文と決済をして、学童クラブで受け取るだけです。同様のサービスを導入している自治体がどんどん増えているそうです。

 

「お弁当ぐらい・・・母親なんだから作りなさいよ!」と思ったあなた。働く母親の朝の忙しさをまったくわかっていませんね。(笑)

 

子どもは、社会全体で育てるという考えに立てば、子どものお弁当作りは親が、ましてや母親だけが背負うことではありませんね。今年の猛暑を考えると、食中毒も気になります。上手に、お昼ごはんサービスを利用して、子どもにとっても、親にとっても楽しい夏休みにしたいものです。