花火の雑学

今日も快晴のプールびよりです。年長園児は、サマーキャンプを控えて、ライフガードを装着して浮く練習を入念に行いました。プールには、流れがありませんが、川の流れを想定しての訓練です。ちびちゃんたちは、プールに慣れたこともあって、ますます水しぶきを恐れずに、アクテイブに動き回っています。

 

さて、この夏は、全国各地で「花火大会」が通常通りに行われますね。コロナ禍での中止に伴って、花火業界では、廃業の追い込まれたところも多かったと聞きます。今日は、花火大会に行く前に知っておくと「10倍楽しめる花火トリビア」(かなり昔に聞いたフレーズ?)を紹介します。

 

花火玉は、紙を固めた「玉皮」の中に、「割薬」と粒になっている「星」の2種類の火薬が詰められています。割薬は空中で花火玉を破裂させ、星を遠くまで飛ばします。星は、飛び散りながら、美しい色や光を放つのです。花火の色は、金属を炎の中に入れると、金属元素特有の色を示す「炎色反応」を利用しています。現在は、赤、青、黄、緑の基本4色に金、銀、紫が加わり、計7色が主流となって、あの鮮やかな色を表現しているのです。

 

日本人の花火好きは、世界でもトップで、コロナ前は、イベントも含めると年間8500回、全国のどこかで花火が上がっていました。この夏からは、同じペースに戻ることでしょう。一方、海外では、イベントの余興として、せいぜい10分~30分程度の短い時間なので、2時間は続く日本の花火大会は、世界では類を見ないのです。

 

よく「スターマイン」って聞きますね。これは、花火の名前ではなくて、連射連発する花火の打ち上げ方のことだそうです。また、一番大きな花火はどこで見られるか知っていますか。現在見られる最も大きな花火は4尺玉です。直径120センチ、重さは350キロで、開くと直径800メートル以上にもあります。このクラスにもなると、製造にも打ち上げにも大変高度な技術が必要になり、扱える花火師は数人とのことです。4尺玉が見られるのは、新潟県小千谷市の片貝まつり(9月9・10日)と埼玉県のこうのす花火大会(10月7日)の2か所だけです。

 

最後に、線香花火を長く持たせる方法です。着火前に火薬が入っている先端部分の紙をねじって空気を抜きます。そうすると、先端からじわじわと燃え、玉が落ちずに長く楽しめるそうです。

 

どうですか・・・この夏、試してみませんか。