捕まった魚の気分になる

今日から、さいたま市内の小中学校は夏休みです。夏休みが始まった今日は、保育園に卒園児の小学生が7人も集合です。お昼寝タイムに、近くの図書館に行ってきました。夏休みの宿題も、以前のように、多くは出なくなったようですが、なくなることはありません。宿題に関連する本を各々の小学生が借りました。図書館という場所は不思議なもので、なぜか「本を読みたくなる」気持ちになるのです。

 

さて、埼玉県が誇る淡水魚を中心に展示している「さいたま水族館」では、現在、「魚をとる」をテーマにした、仕掛けの展示を行っているそうです。

 

「待つ」「だます」「投げる」などの様々な魚の取り方や、釣り道具の紹介には、多くのギャラリーが関心を示しているようです。各地の伝統的な漁の対象となっている「アユ」やユニークな漁の「ムツゴロウ」といった魚たちも展示されているだけでなく、自然環境や生き物を守るための外来生物の駆除や、養殖業についての紹介もしているようです。何だか、行きたくなってきました。(笑)

 

そして、一番の目玉はアミウケという仕掛けの展示です。「魚の気持ちになってみればいいんじゃない?」ということで、実物の7倍サイズで人間が入れる仕掛けがドーンと館内に設置されているそうです。

 

私が、魚やザリガニの採集で使用する「魚キラー」という仕掛けです。網の中に、魚が寄ってくる強烈な匂いのエサを入れます。エサにおびき寄せられて、魚が網の中に入ると、簡単には抜け出せなく構造になっています。私が、子どもの頃なら「びんどう」という仕掛けと同じ仕組みです。

 

網の中に、人間が入って「とらえられた魚の気分を味わう」のも楽しいですね。生き物の採集では、とることばかりを考えてしまって、とらえられる生き物の気持ちなど、これっぽっちも考えないものです。でも、この人間サイズの網の中に入って、魚の気分を味わうのも必要かもしれません。