カミワザ「折り紙」

今日はサマーキャンプに向けて、年長園児は「ライフジャケットを着て水に浮く」練習をしました。ライフジャケットを着るのが初めての園児が多いので、「ちゃんと水に浮くから大丈夫」と安心して、川の流れにも落ち着いて行動できるように訓練です。スムーズに浮く子もいれば、全身硬直で力が入ってしまう園児もいます。サマーキャンプまでに、慣れてもらうようにします。

 

そして、もう一つの楽しみ・・・寺子屋園児の「ピクニックランチ」を行いました。しかし、屋上は猛暑です。せっかくのママのお弁当は、教室内にレジャーシートを敷いて楽しみました。ふだん給食を食べている教室ですが、レジャーシート効果でピクニック気分です。十分に楽しむことができました。

 

さて、「折り紙」と言えば、子どもからお年寄りまで様々な世代で楽しまれている日本の伝統文化と言っても過言ではありませんね。これが、かなり進化しているそうです。昨年9月に出版された「超絶のおりがみ」は、1枚の紙で折られたとは思えない21作品を紹介しています。当然、折り方は複雑で、工程が267に及ぶものまであるそうです。ところが、販売から半年で1万部以上を発行するヒット作品になっています。マニアだけでなく、普通の大人が購入しているのです。

 

これほど複雑な構造の作品が生み出せるようになったのは、折り紙を数学的に理解する研究が進んだからだそうです。折り紙を研究する東京大学の舘(たち)教授は、2007年にコンピューターで展開図を自動作成するソフト「オリガマイザー」を開発しました。2017年には、オリガマイザーの手法で、1つ平面からどんな立体でも折れることを明らかにしています。

 

この手法を活用し、災害時の仮設シェルターやプレハブ住宅など、折りたたみの展開が可能な建築物の設計につながっているそうです。さらに、自在にたためたり、広げたりできる折り紙の特性を医学や宇宙開発に応用する研究も進んでいるそうです。

 

東京工業大学では、2024年度に打ち上げを目指す超小型衛星「オリガミサット2」で、アンテナに折り紙をたたむ技術を活用しているそうです。

 

保育園では、折り紙で「飛行機」が折れるようになった子どもたちが、どれだけ高く遠くに飛ばせるかを競っています。子どもが、楽しく遊ぶ折り紙が、凄い進化につながっているのです。

 

どうですか・・・久々に、折り紙で、普通の「折り鶴」でも作ってみませんか。