神山まるごと高等専門学校

今日の寺子屋では、やっとカブトムシの観察ができました。昨夜で飼っています。クワガタと違って、倍以上の大きな体に、怖がる子どもたちが腰を引きます。でも、カブトムシは人気の昆虫です。すぐに、子どもたちの目が輝きます。そんな時に事件が発生・・・5歳女の子が、洋服にオスを乗せて余裕のポーズだったのに、オスがどんどん登っていきます。女の子の首筋を登って、頭の上まで歩くと、女の子は号泣です。(笑)

 

夕方、6歳男の子のパパが、メス2匹を持ってきてくれたので、オスとメスがそれぞれ3匹になりました。卵を産むまで、しっかりと保育園で育てることにします。

 

さて、高等専門学校をご存じですか。5年間の一貫教育で、機械や電気、建築。最近では人工知能やデータサイエンスを専門に教える学校もあります。大学と同じ高等教育機関に位置付けられ、学習指導要領に縛られることなく自由にカリキュラムを組めるのが特徴です。

 

全国にある高等専門学校(高専)は、58校あります。この春約20年ぶりに、徳島県神山町に「神山まるごと高等専門学校」が誕生しました。全国の高専でただ一つ、起業家の育成を教育方針に掲げています。人口5000人足らずの町を「未来のシリコンバレーに」と挑戦します。

 

私の高専に通う学生のイメージは、「やりたことが明確で、ビジョンがしっかりしている」です。中学を卒業して、自分がやりたいことを見つけることができ、それに向かって迷いがない・・・といったところでしょうか。中学3年の約100人に1人しか進学先として選ばない狭き門ですが、その評価は高いのです。

 

高専生の半数以上は、卒業時に就職するそうで、内定率は毎年ほぼ100%です。東京大学では、高専卒業生が、学部2~3年生に編入できる制度もあるそうです。

 

神山高専では、全国から集まった44人が寮生活を送りながら、テクノロジーとデザイン、起業家精神を学んでいます。掲げる学生像は「モノをつくる力で、コトを起こす人」です。

 

どうですか・・・なんか、夢がいっぱいですね。普通の高校では大学受験に多くの時間が割かれます。感性豊かな10代の時にこそ、受験を意識しないで、自分の夢にまっしぐらに進んでほしいですね。

 

私は、なんとなく高校生活を過ごし、なんとなく大学に進み、就職は行きたい会社に入ることができましたが、高専の生徒は、心から凄いと思っています。将来が楽しみです。