今日は、ほとんどお日様が出ていないにもかかわらず、気温だけは高く、蒸し暑かったですね。屋上では、来週のプールで使う水鉄砲を準備して、「水鉄砲大作戦」で遊びました。「友だちにかけないで遊ぶよ」のルールは、ものの30秒で破られ、全員びっしょり「気持ちい~い!」です。(笑)
さて、驚きの研究結果がオーストラリアのチームからありました。「2050年、世界人口の49.8%が近視になり、失明につながる「強度近視」人口は10人に1人に達する」という内容です。2050年は、決して遠い未来ではありません。わずか27年後ですので、保育園の子どもたちも30歳前後です。
文部科学省の学校保健統計調査によると、2021年度に裸眼視力1.0未満だった小学生の割合は、1年生で4人に1人、3年生で3人に1人、6年生では約半数でした。小学生全体における1.0未満の子どもの割合は36.87%になったそうです。40年前の1981年は、19.05%だったので、2倍に増えたのです。
原因は明確です。電車の中で大泣きの我が子に、スマホで動画を見せると、パタッと泣き止みます。こんな場面を私も何度か目にしました。加速するデジタル環境が子どもたちの視力低下の大きな要因です。「青少年のインターネット利用環境実態調査」によると、ネット利用率は1歳で28.6%、3歳で61.3%、5歳で77.3%、9歳で9割に達するそうです。赤ちゃんの頃から知育アプリに触れるなど、目にとっては過酷な状況があるのです。
じゃ~どうすりゃいいの!?ですね。スマホをやめるなんて、今さらできません。近視は、遺伝だけでなく、環境要因で起きるものだという考え方が、今は常識のようです。
そこで、大事なのは「外遊び」だそうです。野外活動には、手元を見る作業の弊害を打ち消す効果があるとされ、1日2時間以上の野外活動が有効だそうです。もちろん、2時間に満たなくても効果があります。すでに、中国、台湾やシンガポールでは、小中学校で休み時間や体育の授業は屋外で過ごすことが推奨されています。国をあげての近視予防運動を行っていて、効果が出始めているようです。
子どもたちに対して、デジタル環境を奪うことは不可能です。大人は、近視のリスクを正しく知ることが大切ですね。そして、外遊びの環境を多くつくることです。保育園ホワイトきゃんばすでは、外遊びはバッチリです。(笑)