今日も盛りだくさんの屋上遊びがありました。7月に入るとプールが始まるので、少しでも自転車に乗れる園児を増やそうと、年少女子3人に「練習やるぞ!」と声をかけます。3人のライバル心をあおりながら、今日は3歳女の子が見事に自転車に乗れるようになりました。あと2人も何とかプールが始まるまでに、乗れるようにしたいですね。
そして、今までは、年長園児だけが楽しんでいた、ローラースケートも、いよいよ年中園児がトライしました。今日は4人の年中園児が挑戦し、2人がわずか30分くらいの練習で、転ばないで歩けるようになったのです。なかなか凄いことです。
また、ウシガエルがアメリカザリガニのいけすに今日も乱入して、子どもたちは大騒ぎです。4歳男の子が、素手で捕まえて、池にウシガエルを戻したのです。園児全員、目を丸くして「〇〇くん凄~い!」とヒーロー扱いです。(笑)
さて、あなたは嘘をついたことはありますか?
はい。園長の私も園児に時々嘘をつきます。でも、できる限り「ポジティブな嘘」をつくようにしています。嘘に、ポジティブもネガティブもないのですが、あえて、子どもたちにはポジティブな嘘をつきます。
例えば、自転車の練習をしている時に、必ず言うのが「〇〇君なら、絶対に自転車に乗れるようになるから大丈夫だよ」です。過去を振り返ると、9割は本当にそう思って言っていますが、1割くらいは「乗れるかどうかは・・・君の頑張り次第だ。園長の力だけでは、難しいだろう」と、心の中の冷静な私が言っています。これは、私の中では、ポジティブな嘘です。
そして、小学校・中学校くらいの子どもたちに効果があるポジティブな嘘は、「世界は絶対平和になるよ」です。日本は、戦争もなく治安の面でも世界の中では平和な国ですが、貧困など解決されない問題が多くあります。世界に至っては、戦争をしている国もあって、環境問題をどれだけの国が考えているかを思うと、平和とは程遠い状況になっています。
でも、大人の私たちは、子どもたちに向かって「世界は絶対平和になるよ」と断言するのです。それが、教育なのかもしれません。信じるか信じないかという問題ではなく、子どもたちは、未来をつくっていくのです。そんな子どもたちに、「自分たちで世界を平和にしていくんだ」という気持ちになってもらわないといけません。未来は、明るいものであると思って欲しいからです。
どうですか・・・我が子に、今夜はポジティブな嘘をついてみませんか。
「大丈夫。世界は絶対平和になるからね」