遊びは学びに欠かせない

保育園や幼稚園の子どもたちにとって、「遊び」は、学びや成長にとって、とても大切であることは、理屈抜きに常識とされています。小学生になれば「授業」が発生しますが、幼児には、授業に必要な「興味を持つ」「集中力を養う」手段として、一番有効なのが「遊び」なのです。

 

でも、どうして必要なのかをきちんと論理的に把握していないなぁ~と思い、今日は、少し硬い内容になりますが、「遊び」についての考察をしてみます。遊びの特徴を挙げてみます。

 

①遊びは、自己選択的で自主的である

②遊びは、結果よりもその過程が大事になれる活動である

③遊びの形や規則は、物理的に制約を受けるのではなく、参加者のアイデアとして生まれるものである

④遊びは想像的で、文字通りにするのではなく、「本当の」ないし「真面目な」生活とはいくつか意識的に解放されたところで行われるものである

⑤遊びは能動的で、注意を怠らず、しかもストレスのない状態で行われるものである

 

どうですか・・・遊びに理屈をつけるとしたら、こんな感じでしょうか。しかし、私たちは、保育園や幼稚園の子どもに対しては、「遊びの中から学びなさい」と言いますが、やがて小学生になり、中学・高校・・・そして大人になっていくと、「遊び」のイメージはマイナスになっていきます。でも、上の5つの理屈で考えても、私たち大人も「遊び」が、仕事でも生きていくうえでも、必要なことだとわかります。

 

大げさかもしれませんが、遊びは「教育」であり「人生」でもあります。どれだけ教育や人生を豊かにするかは、どれだけ自由な遊びを取り入れられるかにかかっていると言えるのかもしれません。

 

今日から、大人の私たちも「遊び」という言葉を時に、肯定的に受けとめてみませんか。