今日の体操教室は、盛りだくさんのメニューが組まれましたが、最後が「鉄棒」です。年長園児2名は、すでに逆上がりができますが、3歳児の年少園児にとっては、鉄棒は「恐怖」との戦いです。鉄棒から手を放せば、落下してしまうのに、怖くて手を放してしまいます。3歳女の子は、鉄棒の前に立っただけで「怖~い」と泣き始めてしまいます。でも、今日は、鉄棒にぶら下がって、足を上げるところまでがんばりました。子どもたちは、恐怖心と戦いながら頑張っています。
さて、昨日、埼玉県産の「サバ」が初出荷されたというニュースがありました。「えっ~埼玉県には海がないでしょ!何言ってるの?」と思ったあなた・・・埼玉県神川町で「マサバ」の養殖に成功したのです。
サバの養殖は、埼玉県神川町にある温泉施設駐車場に建てた専用ハウスに、容量20トンの大型水槽を2基設置し、大阪府内のベンチャー企業から稚魚の提供や技術的助言を受け、事業費の一部はクラウドファンディングで集めたそうです。
2021年10月に挑戦がスタートしたものの、水質管理に失敗し、わずか3か月ほどで約1200匹が全滅。次は、2022年4月に1000匹で再開し、今度は片方の水槽の浄化装置に不具合が起こり、もう一つの水槽で試行錯誤の末に育てたサバが、昨日出荷されたのです。大きさは30センチで脂ものり、天然物と遜色ないといいます。
今回は、200匹の出荷数なので、出資者にサバの刺身をふるまい、明日のイベントに活用されるそうです。まだ、安定供給には課題が多く、多くの人が口にできるのはもう少し先になるそうです。でも、なんだか、夢があってワクワクしますね。
海がない埼玉県でサバを名物のしようという発想もいいですし、屋内でふ化した稚魚を水槽の人工海水で育てるために、寄生虫のアニサキスによる食中毒の恐れもないそうです。数年後には、「関サバ」などのブランドサバに混じって「彩の国サバ」なんてことになっているのかもしれません。
ここ数年、庶民の魚であった「さんま」の漁獲量が大きく減少して、価格なら高級魚になっていますね。地球環境を守る取り組みの一つは、「養殖業」ですが、海とは全く関係のない場所で育ったサバだけに、話題性は十分です。
埼玉産のサバ・・・食べたくなりました。