一生続ける仕事

今日は、年長園児を連れて、大宮駅にあるさいたま宇宙劇場で「プラネタリウム鑑賞会」に行ってきました。先週、お菓子工場見学をしたのに、1週間後にまたイベントです。実は、プラネタリウム鑑賞会の応募をしていたのですが、2年連続で落選していました。今年は、コロナ後とうことで、多くの保育園や幼稚園が集まる環境に戻り、ホワイトきゃんばすも、予想外で招待されたのです。年長園児にとっては、お楽しみが2週連続です。

 

今回は、公共交通機関を使って移動しました。行きは、最寄りの西大宮駅まで歩いて、電車に乗って大宮駅へ。帰りは、東武バスを利用しました。電車とバスの中では、若干子どもたちはハイテンションになって、声が大きくなることもありましたが、マナーを守り、きちんと乗車できました。上出来です。

 

そして、プラネタリウムは、ほとんどの園児が、初めての体験です。本日は、12園の保育園・幼稚園が集まり、とても賑やかな鑑賞会となりました。解説員の進行が、とても上手で、子どもたちに質問しながら、興味を引き立ててくれます。

 

夏の星座として「夏の大三角」を構成する「こと座」「わし座」「はくちょう座」が紹介され、「たなばた物語」という幼児向けのストーリーを見ました。「おりひめ」「ひこぼし」の名前を知っている園児は多いですが、6歳女の子は、二人の悲劇の物語を理解していました。

 

物語の余韻に浸った後には、「たなばたさま♬」を全員で歌い、最後は、宇宙船に乗って、地球・月・火星・木星・土星の宇宙旅行もできました。「これでおしまい!」と解説員が言っても「まだ見たい!」と、大満足のプラネタリウム鑑賞会となりました。

 

さて、話は変わりますが、「今の若いものは、現在の仕事を一生続けるつもりはなく、ステップアップの1つと考え、もっと、自分のスキルが活かされる仕事があれば、転職するのが当たり前」というのが、現実だと思います。

 

しかし、この考えは善し悪しの問題ではなく、若者たちが時代の変化に対応している証拠かもしれませんね。人生100年時代に本格的に突入していけば、みな80歳くらいまで働くようになるでしょうし、現在存在しない仕事に就く可能性も高いですね。まさに、若者は、理屈ではなく本能的にステップアップする必要性を感じているのでしょう。

 

そんなことを考えながら、本日のプラネタリウム解説員は、たぶん、宇宙や星などに、子どもの頃に興味を持って、現在、この仕事に就いているのでしょう。彼にとっては、今の仕事が、ステップアップの1つで、いずれ違う仕事に転職することなど考えていないでしょう。

 

時代が変わっても、若者の考え方が変化していっても、子どもの頃にやりたかったことを仕事にして、一生その仕事を続ける人だって、少ないですがいるのです。昭和のおやじ世代にとっては、そんな生き方が、うらやましいですね。