昨日の明治製菓坂戸工場の見学を終えて、多くの園児が、ママやパパにチョコレートに関する問題を出したようです。「アポロチョコレートは、イチゴチョコと茶色のチョコのどちらを先に入れるか?」「ミルク・ブラック・ハイミルク板チョコで、一番多く砂糖を使っているのはどれ?」といった感じです。お菓子売場での子どもたちの解説が楽しみですね。
さて、突然ですが、2022年度の厚生労働省「離婚に関する統計」では、離婚した夫婦の同居期間が「20年以上」の割合は、約70年間上昇傾向にあって、2020年では、離婚全体の21.5%です。いわゆる熟年離婚が、5組に1組ということになっているのです。子どもがいる家庭なら、子育てがひと段落したタイミングですね。
夫婦・カップル間のカウンセリングを主に行っている公認心理師の潮さんは、「人生は長い。子育てがひと段落したら、あえて離れて過ごす時間を作りませんか、と勧めることがあります。『半日婚』や『卒婚』と呼んだりもします」と言います。
どんなに、仲がいい夫婦でも、必ずどちらかが先に亡くなり、1人の生活になります。依存度が高いと、老後一人になった時に立ち直れずに、うつ病などになってしまうこともあるので、1人で生きていく術を身に付けておいた方がいいという考えです。
具体的には、自分だけの時間やスペースを持つことです。可能であれば、経済も分ける。休日は、朝昼は別々に、夕食だけ一緒にする。共通の趣味があるに越したことはないですが、それとは別に自分だけが没頭できるものを見つける。そうすれば、新たな人間関係が構築される。
世の中を見渡すと、たいがい夫が妻に依存しているケースが多いですね。女性は、コミュニケーション能力があって、同じ趣味のサークルやスポーツクラブなどで、どんどん人脈を広げていくのに対し、男性は、定年退職後「何もすることがない」となることが多いのです。
夫婦のどちらかが、先立たれてしまった時には、「おひとり様」生活を余儀なくされますが、やっぱり、熟年離婚よりも、夫婦二人でこの先もハッピーに過ごしていきたいものですね。
「パートナーは一番近い赤の他人」と考えると、「私の気持ち察してよ」じゃダメですね。自分が何をうれしく、楽しく感じているか、言葉で伝えることが大切です。どちらかというと、マイナスに受け止められる「ぶりっこ」「猫撫で声」も、加齢で体力も気力も落ちてくれば、笑顔で人に頼り、やってもらうことを増やすことが必要です。
長い夫婦生活を送っていると、恥ずかしくて言えないのですが、「ありがとう」の感謝の気持ちが大切です。ハッピーになりたければ、自分が笑顔で接する。ご機嫌な毎日を過ごしていると、相手もご機嫌になり、家庭が居心地の良い場所になっていくのです。
はい。結婚生活30年を超えたおやじ園長ですが、今述べたことは、全くできていません。猛反省して、少しでもハッピーな老後が過ごせるように、努力しないと・・・。