宇宙が身近になりつつある今、高校に「宇宙コース」を設置する動きが広がっているそうです。
大分空港は、人工衛星の打ち上げ拠点「宇宙港」構想があるそうですが、隣接する「大分県立国東(くにさき)高校」は、来年2024年度、普通科に「スペースコース」を開設するそうです。定員などの詳細は検討中とのことですが、カリキュラムについては、すでに今年度から行っている「宇宙STEAM研究」を下敷きに発展させていくそうです。
「宇宙をテーマにすれば、最新の技術や国際関係などを学ぶ必要が生じる。生徒たちの視野も広がるだろう」と探究活動を担当する教員は話します。学校のねらいは、「生徒たちが卒業後も地元に残って宇宙にかかわる仕事をしたり、大学で宇宙を研究したりと様々な選択肢が選択できるようになる」と考えているようです。
国内初の民間小型ロケット発射場が整備された和歌山県串本町では、県立串本古座高校が24年度、普通科内に「宇宙探求コース」を新設します。宇宙に関する項目を3年間で最大385コマ学ぶ予定です。生徒は小型人工衛星を作ったり、衛星データの利用方法を考えたりするようです。
まだまだあります。ロケット開発企業など宇宙関連企業が集まる北海道大樹町でも、道立大樹高校が24年度、普通科に新学科を設置し、航空宇宙産業や街づくりについて学ぶそうです。
どうですか・・・来年度は、こうして「宇宙」にかかわる専門的なコースが公立高校で次々と立ち上がるのです。私たち大人もわくわくしますが、学ぶ高校生のビジョンを考えるだけで楽しみですね。
私のような、ヨコシマな昭和おやじは、宇宙コースと聞いただけで、UFOや宇宙人といった方向性に傾いてしまいますが、生徒たちは、ちゃんと現実的な学びをしていくのですね。
私たちが、現在抱える大きな問題として「地球温暖化」の課題があります。これも、地球の中で考えるには、限界があるのかもしれません。宇宙教育の中では、今までと違う課題解決へのヒントが見えてくるのかもしれませんね。
来年度開設される、全国各地の公立高校の「宇宙コース」・・・注目ですね。