昨日の保育参観・・・どうも保育園の行事になると、声が大きくなってしまう園長は、朝起きると、声がガラガラです。(笑)
さて、保育園の朝の会のインタビューでは、「好きな食べ物は何ですか?」という問いに、隣の園児と同じ答えを言う子に対して、「マネじゃなくて、自分で考えた答えを言いなさい」と言い。イベントおやつのインタビューで「おいしい!」と答える園児に、「どうんなふうにおいしいのかを言って」と言い続けています。
昭和世代のおやじ園長ですら、「人と同じことをするのが大嫌い」ですが、保育園の子どもたちが、これから生きていく「よのなか」では、ますます、みんなと同じではなく、あなたのオリジナルが求められる時代です。
そんな中、面白いクイズ番組があります。「正解の無いクイズ」です。クイズ番組には、必ず「正解」があります。しかし、この番組は自分で考えた答えがたくさんあります。5月2日放映の問題を紹介します。
「マッチ売りの少女が爆発的にマッチを売るアイデアは?」に、あなたどう答えますか。
答え①
『マッチ売りの少女』というアイドルグループを結成。「あなたの応援で私たちに火をつけてください」というコンセプトで、SNSで拡散させるよう実際にマッチを売る。さらに、「人気が出てきたら自分たちの顔写真を貼って1万円で売る」という展開も。7人グループで一人100本売れば、1日で約1000万円の売上も可能。
答え②
『マッチ売りの少女・・・マッチの在庫が大爆発』という見出しだったら、Yahoo!ニュースのトップまでいくだろうと考え、「マッチ売りの少女を助けようキャンペーン」で、みんなでマッチを買ってあげる。
答え③
マッチ売りの少女にマッチを売らせてはいけない。世界的に児童に労働をさせることは原則として禁止されている。しかも大晦日の深夜まで働かせているため「これはあってはならない」こと。爆発的に売れても、「犯罪による利益」なので、全て没収される。
AIの答えはこうです。
「幸運を呼ぶ魔法のマッチとして売る」少女がニコニコしてマッチを売ることが大事なことで、一般的に慈善活動とのコラボにより、売上は20~50%増える。また、ストーリーと掛け合わせたマーケティング手法により、売上は2倍になる。これらを加味すると、AIの判断では、売上は300%増えるとのこと。
どうですか・・・AIの回答は、総論では間違いはないですが、具体性に欠けますね。やはり、人間が考えた答えが、面白いし、意外性があります。
私たち大人は、子どもがどんな「答え」をだしても、「正解」を教えるのではなくて、「そういう考えもあるね。ママパパには思いつかなかったよ」と返すのがいいですね。