今日の屋上は、暖かいこともあって、「クマバチ」ブンブンです。年長男子は、「2匹捕まえた!」「俺は3匹だぞ!」と、虫アミでゲットした数を競っています。もちろん、キャッチ&リリースです。そして、インゲン豆の種を蒔きました。初夏には、バケツ一杯の収穫となります。ファームでとったインゲン豆は、野菜嫌いの子どもたちもバクバク食べるのです。
さて、先日5歳女の子が、東京ディズニーランドに遊びに行ってきました。おしゃべりではない彼女が、「トゥーンタウンでミニーに会ったんだよ!・・・」とマシンガントークです。ものごころついた年齢では、今回ディズニーデビューだったそうです。
保育園の連絡ノートでは、ディズニーランドやシーに行くと、必ず詳細の報告があります。ママも少し興奮気味です。そして、「今日が我が子のディズニーデビュー」というパターンが多いです。
そんな、ディズニーランドを運営するオリエンタルいランドは、コロナ禍をきっかけに、入園者数を追う戦略から、満足度を高めて収益を確保する戦略への転換を図っています。
私がまだ小さい我が子たちを連れて、ディズニーランドに行っていた時は、まだファストパスの制度もなかった時で、2時間3時間待ちのアトラクションに、「夢の世界だけど、ここだけは行列の店みたいで現実だ!」と嘆いていました。また、クローズ前のショップは、お土産を求めるゲストで、レジは大行列・・・ここも、夢の世界ではなかったですね。
オリエンタルランドは、感染者数が落ち着いている現在も、あえて入場者に上限を設けています。来年度の入場者数も2600万人程度と、コロナ前の2018年度の約8割に設定しているそうです。
入場者を制限せざるを得なかった2020年~2021年度は、一人当たりの売上高が1万3千~4千円台だったそうで、2019年度までの1万1千円を大きく上回っています。チケット料金の値上げ効果だけでなく、入園者がより多くのお金をグッズ購入や飲食費に充てるようになったことが要因です。ゲストは「以前は混雑でゆっくりとグッズも買えなかった。入園制限でアトラクションもたくさん乗ることができた」と喜びます。
オリエンタルランドは、「客数を追い求めるだけではダメだとコロナ禍で気づかされた。混雑を緩和することでゲストの体験価値向上に努めたい」と話します。
私が入社間もないころに、電通出身のプランナーの研修に参加させていただいたことがありました。ソニーのウォークマンを企画した一人です。その先生から、「売上=客数×客単価だ。客数を上げる戦略と客単価をあげる戦略の両方考えないといけない」と教えられました。そして、「値引きをして客数を増やすやり方は、誰でも考えつくこと。いかに商品の付加価値を上げることが大事だ。例えば、この1本100円の水をどうやったら200円で売ることができるか。それを考えなさい」と言われた時には、「そうだ」と素直に思ったものです。
まずは、ディズニーランドの付加価値として「混雑がなくなって、ゆっくりと夢の国を楽しむことができる」を確立させるのです。新パレード「ディズニー・ハーモニー・イン・カラー」もスタートしますね。
これから少子化、人口減が現実となる日本では、客単価をあげる付加価値を考えることが重要になってきますね。
はい。保育園ホワイトきゃんばすでも、常に「付加価値アップ」を考える園長です。(笑)