令和4年度卒園式

ついに、卒園式の朝を迎えました。涙雨が降っています。しかし、涙どころか、子どもたちは元気に保育園にやってきました。年少・年中園児も卒園児を送り出すために、しっかりと席に座っていることができました。卒園児は、髪型まで決まって正装で堂々としています。

 

今年度の卒園児6人は、すぐにケンカをするし、じっとしていられない園児たちですが、6人それぞれの個性が大きく光っています。「圧倒的な芸術センス」「ほかの園児の意見を聞くことができるリーダーシップ」「運動能力が飛び抜けて高い」「最後まであきらめない心」「いつもニコニコ笑顔がいっぱい」・・・そんな、すばらしい個性を小学校生活でも活かして欲しいですね。

 

卒園証書授与では、しっかりと園長の目を見て、凛々しい園児たちです。卒園式では大事な儀式ですが、締まりました。園からの記念品は、「国語辞典」です。今回は、もう一つ、給食で使っている「さいたま市西区のコシヒカリ」が、農家さんからプレゼントされました。

 

卒園児最後のピアニカ演奏は、「ドレミの歌」ですが、練習ではなかなかピッタリと決まりません、しかし、本番では、1つにまとまった素敵な演奏を聞かせてくれました。

 

今年度を振り返る「一年間の思い出」では、元気に「楽しかった屋上遊び~1番の思い出です!」と、子どもたちの掛け合いの声が響いていましたが、入園からの写真を紹介する「卒園児スライドショー」が始まると、我が子の成長に感極まった保護者から、シクシクと声が聞こえてきました。

 

「園長からの手紙」は、涙で包まれます。最初の女の子が、私が手紙を読んでいると、横で大粒の涙を流します。まさに、ぼたぼたとしずくが落ちる音がします。女の子の涙で、会場が一気に涙に包まれました。

 

保護者と卒園児の挨拶も、本当にしっかりとしていました。涙でいっぱいのママも、最後まで、しっかりとメッセージを伝えてくれました。原稿なしのママもいました。(凄い)

そして、卒園児の保護者から、「とび箱」がプレゼントされました。体操教室で、とび箱に目覚めた子どもたちは、保育園でも練習に励むことでしょう。

 

「さよならぼくたちのほいくえん」「みんなともだち」を全員で歌って、令和4年度の卒園式は幕を閉じました。今回、入退場と園長の手紙の場面では、卒園児の保護者がピアノを弾いてくれました。4か月のベビーから6年間保育園に通った男の子のママにとっては、我が子の卒園式に、演奏できたことをとても喜んでいただきました。そして、園長の手紙では、6人の園児のイメージに合った曲を考え抜いてセレクトし弾いていただきました。ありがたいですね。

 

今年度の卒園式も、卒園児6名と在園児、保護者の皆様が一堂に集う、素敵な時間に包まれました。そして、4月から小学生になる6人が、楽しい小学生生活だけでなく、自分の思い通りにならない「壁」にぶち当たった時に、保育園で頑張ったことを思い出して、自分で考えて、立ち向かってほしいですね。

 

卒園児6人は、保育園生活はいったん終了しますが、小学生になっても見守っていきます。今日は「卒園おめでとう!」