年少園児の自転車フィーバーの影響で、年中女子が「私たちは、もうワンランク上をめざします!」と言わんばかりに、ローラースケートの練習に取り組んでいます。年中でローラースケートを乗りこなすようになると凄いことです。今日は、2人の年中女子が、1人で歩けるようになっています。
さて、本日はあしかがフラワーパークの話です。2月に、JR両毛線の「あしかがフラワーパーク駅」を通ったのですが、夜のイルミネーションを見学する多くのお客様で賑わっていました。今は、春を迎えて、チューリップの花が見ごろです。そして、入園料は、400円から2100円の間で、変動制になっているそうです。
観光地の宿泊施設が、繁忙期に高い宿泊料を設定することは、よくあることですが、あしかがフラワーパークでは、当日の花の咲き具合で入園料を決めているそうです。季節の花が見ごろの時期は高く設定しますが、咲き始めだったり、ピークが過ぎると安く設定するそうです。1977年に開園してからすぐに、「花がいい時とそうでない時で、何で同じ入園料なの?」というお客様の声があり、変動制に変えたそうです。
夏休みなどの行楽シーズンには、できるだけ入園料を高くしたいのが本音ですが、花が痛み始めれば料金を下げるそうです。この「花基準」を徹底する理由は、「一度、『割高だな』と思われたら、もう足を運んでもらえない。目先の利益より、長期の信頼を大事にしたい」という考えだそうです。
あしかがフラワーパークの年間入園者数は、コロナ前は160万人だったそうです。地方の観光施設としては上位レベルです。一日4000人も入場する計算です。しかも、来園者の7割はリピーターだそうです。
早朝からほぼ毎日、社長と幹部数人で園内を回り、花の様子を確認して、当日券の価格を決定するそうです。ホームページには「本日の入園料は〇〇円です」とあります。こうして、年間を通じて、様々な花を楽しむだけでなく、消費者が納得してもらえる価格を探る努力があるからリピーターが多いのですね。
東京ディズニーランドやユニバーサルスタジオジャパンといった、人気のテーマパークと違って、地方のテーマパークにお客様を呼ぶのは大変です。こんな知恵で、集客につなげる「あしかがフラワーパーク」にあっぱれ!です。