保育園では、「子どもは天才だ!」と思うことがたびたびありますが、今日も6歳男の子が、凄い作品を作りました。屋上遊びで、恐竜の骨に似た4つの細長い石を発見します。すると、木の枝などを組み合わせて、恐竜の化石を完成させたのです。発掘調査で見るような完成度です。
天才といえば、昨日のテレビ番組「情熱大陸」は、24歳の天才ピアニスト「藤田真央(ふじたまお)」の特集でした。実は、彼は、さいたま市西区にある「指扇小学校」に在籍していました。台湾で行われたピアノコンクールのジュニア部門で世界ナンバーワンになったのです。当時小学校5年生の彼に体育館で凱旋演奏会をしてもらいました。PTA会長だった私は、藤田真央君の母親と話をしました。母親はピアニストではなく、普通の専業主婦です。しかし、真央君の才能に気がついたのです。耳にしたメロディは、すぐにピアノで弾いてしまうそうです。いわゆる絶対音感ですね。天才少年・少女を見いだすのは、大人の仕事ですね。
さて、「再現性モンスター」という言葉を聞いたことがありますか。「人間は、自分が経験したことを再現してしまいがち」ということだそうです。
特に、学校で、この「再現性モンスター」がよく現れるようです。日本人のほとんどは、学校教育を経験しています。だから、良くも悪くも、教育について持論を語ることができますね。現在の教員は、自分が児童、生徒、学生時代に受けた授業や指導を再現してしまうことが多いのです。しかし、時代が変わり、学習指導要領も当時とは違うのに・・・です。
学校だけでなく、この「再現性モンスター」は、家庭の子育ての場面でも顔を出します。自分が親にされたことを無自覚にやってしまうのです。もちろん、いいことはずっと引き継がれていいですね。
学校、家庭に限らず、様々な職場で「再現性モンスター」が現れる可能性が多いですね。私たちの経験は宝物です。しかし、それにずっと縛られたり、寄りかかっていては、新たな道を切り開いていけませんね。パソコンのように、常にアップデートを・・・心掛けることにしませんか。