将来の夢は「ユーチューバー」です

今日は、年に数回あるかないかの「青空」です。雲一つない濃い青色です。こんな時は、いつまでも青空を眺めていられますね。子どもたちに、「ほら・・・空を見てごらん」と問うてみましたが、遊びに夢中で青空は二の次でした。池に張った氷を棒で割るのに大忙しです。

 

さて、保育園の子どもたちに「大きくなったら何になりたい」と聞くと、様々な珍回答があって、「そうなんだ。なれるように頑張ってね」と、例えそれが仮面ライダーでも否定はしません。(笑)

 

ところが、小中学生になれば、ある程度の職業観は理解できますね。最近では、時代を反映して、子どもたちのあこがれの職業の上位に「ユーチューバー」があるようです。「楽しそうだからユーチューバーになりたい」と、中学になった我が子が言ってきたら、あなたは何と答えますか。

 

「ユーチューバーなんて、多くの人が稼げる仕事じゃないよ」「楽しそうに見えるかもしれないけど、そんなに甘い仕事じゃないぞ」「不安定な仕事だけど・・・大丈夫?」といった、どちらかといえばネガティブなアドバイスになってしまいますね。私の子どもは、全員社会人になっていますが、もし、ユーチューバーに転職するなんて言い出したら、「それはいい選択だね」とは、絶対に言いません。(笑)

 

でも、私たち大人は、子どもたちに「あなたたちの将来には無限の可能性がある。諦める前にチャレンジしよう」と語りかけています。あれ?矛盾しますね。

 

2014年にオックスフォード大学のオズボーン博士が発表した論文「雇用の未来」には、「20年後までに約5割の仕事がAIや機械によって代替えされる」と書かれています。あれから9年が過ぎた今、無人店やセルフレジの店が増え、スマホ一つで買い物をはじめ多くのことが実行できるようになりました。あと11年後には、本当に5割の仕事が大きく変わっているか、なくなっているのかもしれません。

 

そう考えると、職種や職業観が変わっていく事実を受け入れつつも、私たちの培った知恵と経験を役立てる方法を模索していくしかないですね。そして、我が子の将来の夢に対しても、すぐに否定的な意見は言わないように・・・ですね。