ペンギン通信

今日は、小学生と年長園児を三橋公園のグランドで、野球のノックで鍛えます。「ボールは、絶対に後ろにそらさないぞ!」「バックバックだ!さがる時は半身で下がる」「○〇中継入って。ホームベースに向けて一直線に並ぶんだ!」「よし!ナイスキャッチ!」「よく走った!」などなど、園長が大きな声でゲキを飛ばしながらノックをしていると、同じグランドで練習していた、女子高のソフトボール部の面々が応援してくれました。北風の中、いい汗をかいた子どもたちです。

 

さて、小学校2年生の「ペンギン通信」の話です。

 

埼玉県狭山市に「智光山公園子ども動物園」があります。私も子どもが小さい時に、よく遊びに行ったところです。近くに、埼玉が誇る「サイボクハム」があるので、智光山公園で遊んだ後は、サイボクハムに寄っておいしい肉を買って帰るというパターンです。

 

2019年に、開園30周年を記念して、智光山公園子ども動物園に「ペンギンビーチ」ができました。所沢市に住む小学校2年生の渡辺君が、保育園の時から毎週1回程度、家族と訪れます。現在は、7羽のケープペンギンが暮らしているそうです。

 

凄いのは、2年半で「ペンギン通信」が第36号まで続いていることです。

 

36号は、初めて誕生したヒナの母の「春海(はるみ)6歳」の特集です。「春海の子育て日記」の見出しとともに、ヒナに近づくペンギンや飼育スタッフを威嚇したり、ヒナのプールデビューを見守る春海の様子を写真や記事で紹介しています。A3版で、なかなか本格的です。

 

35号は、5歳の誕生日を迎えたオスの「つばさ」について、過去に春海や女性飼育スタッフに恋したが、現在は別の1羽とペアになったと紹介しています。

 

これだけの記事が書けるのは、1日当たり2時間かけて、スタッフに粘り強く取材をするからだそうです。掲載写真は、お年玉や小遣いをためて買ったカメラを使い、数十枚撮影した中から選ぶそうです。

 

渡辺君は、このほかにも、智光山公園内で行われる野生動物の生息調査にも協力していて、来園した日には毎回20種類以上の野鳥を見つけ、その場所を地図に書き入れているそうです。「将来は鳥の研究者か動物園の飼育スタッフになりたい」と目をギラギラさせているとのこと。

 

どうですか・・・親も周りの大人たちも、あたたかく渡辺君を見守っているのでしょう。

 

あっぱれ!小学2年生ですね。