小学校4年生の男の子…今日は、久しぶりに土曜日の保育園にやってきました。ママが体調が悪いので、「今日は、送り迎えがしんどいから、保育園休みにしていい?」と言うと「僕の大切な居場所だから行きたいんだ!」と言ったそうです。その言葉に、ママは力をもらったようです。小学生になれば、様々なストレスを抱えます。大人と変わらないですね。そんな時に、居場所がたくさんあれば、救われることが多いのです。
さて、昨日のブログで日本の食品自給率の低さを取り上げましたが、今日は、昆虫食の話です。国連が、世界的な食糧危機を懸念し、昆虫食を推奨する報告書を出したのが2013年で、今から10年前です。それから、少しずつですが昆虫食の需要が高まってきています。もともと、日本では長野県などで「イナゴ」のつくだ煮などを食べる習慣があり、私も食べたことがありますが、目をつぶって食べると、とてもおいしいです。(笑)
最近では、昆虫やジビエ料理を提供するレストランもあるようです。「コオロギのうま味が利いたラーメン」「かむと杏仁豆腐の香りがするハムシの幼虫のデザート」「タガメの肉を使った野菜とクリームチーズのクレープ」・・・などなど、どうですか、食欲がわいてきましたか。
地球規模では、人口増加でたんぱく質の需要は右肩上がりです。しかし、家畜用の飼料を作る土地は限られており、小さな面積と少ないエサで生産できる昆虫は、有望なたんぱく源として熱視線を集めます。
また、ブランドコオロギも登場しているようです。「広島コオロギ」は、アーモンドをエサにして香ばしい甘みが特徴です。京野菜で成長した京都育ちの「京都コオロギ」は、優しいだしがでるそうです。専門家は「昆虫の消化器官は単純なので、エサの味の影響を受けやすい。色々なおいしさがあることを知ってほしい」と話します。
とはいえ、こうしてブログを書く私も、まだ積極的に昆虫を食べようとはなりませんね。現実は、まだまだ多くの人に受け入れられるところまではいっていません。専門店は「とにかくおいしいと思ってもらうことが大事」と言います。
大手の無印良品では、粉末化したコオロギ入りのチョコレートやせんべいを発売し、話題を集めています。これだったら、食べられるかもしれませんね。昆虫食の市場規模は、世界で2019年は約70億円でしたが、2025年には1000億円と10倍以上に達する見込みだそうです。
本当に、自分たちが昆虫を食べるようになるの?と思うあなた。
明治維新を機に、庶民が未知の食材だった牛肉を食べるようになりました。食肉と文明開化が結びつき、『牛鍋食わねば開化ひらけぬやつ」という言葉がうまれました。昆虫食についても「昆虫食わねば○〇」という流行り言葉で、需要アップにつながるかもしれませんね。
まずは、私もコオロギから食してみることにします。