「未来はとても面白いのよ」

個人的な記憶ですが、私が学生の頃に、銀座三越というデパートでお歳暮のアルバイトをしていました。銀座4丁目交差点という一等地にあるデパートですが、建物が複雑で、従業員入口から、地下4階の連絡通路を通って、B1の食品売り場へ移動します。この連絡通路が、とても寒くて、ポケットに手を突っ込んで白い息を吐いていました。今朝は、久々にこの時の寒さを思い出しました。(笑)

 

屋上のどろんこ広場には、霜柱ができました。そんな本格的な冬に突入しましたが、大根の葉や小松菜には、今でも「はらぺこあおむし」を見ることができます。寒さに耐えながら、やがてサナギになり越冬します。春になって、モンシロチョウに羽化して、菜の花の間を気持ちよく飛ぶのです。

 

このように、チョウやカブトムシ、クワガタなどは、幼虫と成虫が全く別の虫のようですね。このような完全変態の昆虫を見るたびに、私は不思議だな???と思うのです。

 

冬でも頑張る「はらぺこあおむし」を見たので、素敵な言葉を紹介します。ドイツの児童文学作品「みつばちマーヤの冒険」で、主人公のみつばちマーヤがアゲハ蝶に出合うシーンでの会話です。

 

いつもパタパタと羽を揺らして楽しそうに見えるアゲハ蝶にマーヤが、なぜそんなに楽しそうなの?って聞くのです。すると、アゲハ蝶は「楽しいに決まっているじゃない。だって、私、この前まで芋虫だったのが、今はこんなにきれいになったのよ」と言うのです。

 

きっと、将来、また変化するってアゲハ蝶は思っているのでしょう。だから、『未来はとても面白いのよ』と続けて言うのです。

 

保育園の子どもたちを見ていると、この言葉がぴったりです。この子たちの未来には、きっと面白いことがたくさんあるに違いないと・・・

 

もちろん、私たち大人だって。(笑)