ある中学生の素敵な行動

今日は、クリスマス発表会リハーサル初日です。おむすびころりんの宝箱を落としてしまったり(無事に見つかりました)、ビデオカメラのトラブルで、子どもたちの撮影ができなかったり(直ったので、明日は大丈夫です)、トラブル続出でしたが、子どもたちは、普段練習をしている教室と違って、大ステージで、ノビノビと楽しんで練習ができました。明日は、さらに慣れて、完成度をあげます。

 

さて、ある中学生の実話です。心あたたまる話です。

 

中学校の生徒5人が、下校途中に、トラックと自動車の衝突事故の現場に遭遇しました。警察はまだ到着しておらず、帰宅ラッシュの時間帯とも重なり、事故現場の道路は大混乱になりそうです。事故はセンターライン上で起きたため、上下線とも通れません。しかも、見通しが悪いカーブで、何が起きたかわからないので、車はどんどん詰まっていきます。

 

生徒たちは、一度は現場を通り過ぎたものの、この様子を見て戻ってきました。生徒の一人が、。自分のバインダーノートに「この先、事故」と大きく書いて掲げます。そして、皆で手分けをして、一台一台に声をかけて、Uターンして旧道に回る異様に案内をしていったのです。警察が到着して、事情聴取をしている間も、1時間以上にわたり、迂回路の案内を続けたそうです。

 

その後、地域の方から学校にお礼の電話が入ります。バス会社の方は、「運行上とても助かった」と来校までしたくれたそうです。この時の様子は、Twitterでも紹介され、拡散されました。

 

翌日、校長室で生徒から話を聞いた校長先生は、「このようなことはなかなかできることじゃないと思うけど、君たちはどうしてこんなことができたの?」

 

5人は、顔を見合わせながら考えましたが、しばらくして一人が言いました。それは、予想もしていなかった一言でした。

 

「理由がいるのかな」とのこと。校長先生は、何ともばかな質問をしたものだと思ったそうです。

 

どうですか・・・いい話ですね。でも、実際にあった素敵な中学生たちのお話です。