いよいよクリスマス発表会が今週末の土曜日となりました。今週は追い込み練習です。水曜日・木曜日のリハーサルも楽しみな子どもたちです。練習が終わると、屋上では好きな遊びで子どもたちは過ごします。ドッジボールの参加人数がずいぶんと増えてきました。楽しそうです。
さて、サッカーワールドカップでは、試合後にスタジアムを掃除する日本人サポーターの行動が、世界のメディアで取り上げられています。こうして、日本人が、強要されることなく自然に掃除をするのは、小学校時代の掃除当番などで、教室や廊下、トイレを掃除する習慣があったからだと思いませんか。
コロナ禍に伴い、小学校や中学校では、児童、生徒によるトイレの清掃を取りやめる学校が増えたそうです。そこで、日本トイレ協会が、全国の小学生とその保護者を対象にインターネット形式で「排便に関する意識調査」のアンケートを行ったそうです。
児童による学校トイレ清掃に賛成か反対かでは、「賛成」59.1% 「反対」11.9% 「どちらともいえない」が29%となったそうです。児童による学校トイレ清掃について、保護者の6割が賛成したのです。
教室や廊下と違って、「トイレ」は、特別な場所でもあり、衛生的にいかがなものか?と思う保護者が多いと思いきや、多くが賛成という結果です。これには、何らかの教育的効果を期待する考えが、保護者の心理にあるともいえます。
教室を掃除するには、窓を開けて、はたきをかけて、ほこりを落としてから、ほうきではいて、ちり取りで集めます。濡れたぞうきんを使って、最後は拭き掃除です。これは、先生からしっかりと教えられて習得します。なぜなら、おうちでの掃除の仕方とはギャップがあるからです。おうちでは、掃除機でおしまいですね。
学校での清掃活動の狙いは、学校をきれいにすることだけではありません。友だちと分担し協働して取り組むことで、決められた時間内で効率的に清潔な生活や学習環境を維持することの大切さを学んでいくのです。
これは精神論じゃないか?今の時代にどうか?と思う人だって、床や机などを磨き、校舎をきれいにすることで、心がすがすがしくなる。子どもたちは、掃除を通じて自らの心を磨いているのです。日本人は子どもの頃から、当たり前に行っているのですね。
まさに、「掃除は心磨き」なのです。異論はありませんね。