教員の自殺動機

今日は、ドッジボール少年6人が集合し熱いプレーです。ルールも少しずつ覚えてきたようで、とにかく楽しいようです。園長もふがいないプレーに喝!を入れ、いつの間にか熱くなっています。小学校の頃は、休み時間になると校庭でドッジボールをしていた記憶がよみがえります。令和の今でも、小学生はドッジボールに燃えているようなので、保育園時代に、しっかりと鍛えておくことにします。(笑)

 

さて、今日は重い話題です。警視庁の「自殺の状況」のデータから、平成29年~令和3年の5年間の教員の自殺動機(延べ591人)の内容が抽出されました。ここ数年、教員の自殺者が年間100人ほど出ています。その動機には、教師という仕事の性格が表れているようです。

 

1位は、健康問題の「うつ病」で、全体の23.9%と飛びぬけて多い結果です。2位は仕事疲れ、3位は職場の人間関係で、上位3つで全体の43%を占めています。

 

推測ですが、家庭を顧みなくなるほど働く先生は、夫婦関係の不和が4位で、5位は職場環境の変化です。学校は人事異動が多いですので、新たな学校への不適応もあるようです。

 

さらに、負の連鎖の仮説をすると、教員は融資が通りやすいので、ストレス解消にとじゃんじゃん借りてギャンブルにのめり込み、首が回らなくなることがあるのかもしれません。安定はしていますが、後々の稼ぎを予測できてしまうため、大きな借金をこさえると絶望感にさいなまれ、財産犯にも傾きやすくなります。事実、公金横領の不祥事はよく耳にします。

 

働き方改革は、労働時間の改善だけでなく、心のケアが大切であることが、このデータからも読み取れます。教員のメンタルヘルスの問題も、直視すべきですね。

 

私が、かつてPTAでお世話になった教頭先生の一人は、過去にメンタルの問題で、半年仕事を休んでいました。しかし、元気に復帰して教頭職をきちんとこなしていました。教員だけの問題ではありませんが、何とか自殺へと心が追い込まれる前に、まわりでなんとかできるような仕組みをずっと考えていかないと・・・です。