今日は、いも煮会を行いました。屋上ファームで収穫した、じゃがいも・大根・長ネギ・小松菜をたっぷりと使った煮込みうどんを園児全員、青空給食で食べました。寺子屋園児は、包丁で大根のいちょう切りにチャレンジです。ふだん、おうちでママの料理を手伝っている園児は、先生の手を借りなくてもスイスイと包丁をすべらせます。
そして、いも煮会は、子どもたちのおかわりラッシュです。うどん4杯を平らげた6歳男の子・・・お腹がパンパンです。(笑)
さて、今日は非行の話です。みなさんは、少年の非行は増えていると思いますか、それとも減っていると思いますか。
実は、大きく減っています。令和2年の20歳未満の刑法犯検挙・補導者は、3万2063人で、ピークの昭和58年の10分の1、10年前の平成22年と比較しても4分の1になっています。
ところが、20歳以上の国民の78.6%が「非行は増えている」と思っているようです。(内閣府・少年非行に関する世論調査)こういった誤認は、高齢者ほど多い傾向です。非行が大きく減っているにもかかわらず、状況の認識を誤っているのはなぜでしょうか。メディアによるセンセーショナルな報道の影響かもしれません。
少年犯罪の報道があるたびに、誤認をした大人によって「学校は何をしているのか」と思われるのも迷惑な話です。理不尽な要求も生まれやすいです。何か事が起こるたびに「学校で○〇教育をせよ」と安易に言われるのも、学校関係者にとっては、心外なことですね。学校教育は万能薬ではありません。教育や子育てへの期待値を学校だけに高めすぎてはいけません。家庭教育や環境設定など、親が行うことは多いのです。
今日のところは、メディアのあおり報道に惑わされることなく、「非行は減っている」という事実を私たちはきちんと認識しないといけませんね。