紅葉の便りがクレーム!?

クリスマスボランティアのママに協力いただき、次々と発表会の衣装が出来上がってきましたので、今日から衣装を着ての練習です。やはり、衣装の力は凄いものです。劇のセリフがポンポン出てきて、ダンスもキレキレになります。そして、今日は、会場となる西部文化センターで打ち合わせです。子どもたちの舞台が楽しみですね。

 

さて、今月は各地の神社で「七五三」の参拝でにぎわいました。黄色いイチョウの下で記念撮影をした家族も多かったことでしょう。関東では、平野部でも紅葉の便りが届き、いよいよ秋が深まり冬へと季節は向かいます。春の桜や新緑と合わせて、四季のある日本では、紅葉は、私たちの目を楽しませてくれますね。

 

学校の樹木は理科や生活科の教材になるばかりでなく、春の新緑や秋の紅葉など景観を演出する貴重な資源です。しかし、大量の落ち葉は悩みの種の一つです。ある都心の中学校では、落ち葉にかかわる苦情が相次ぎ、地域住民からは樹木は完全に厄介扱いされていました。隣家の雨どいを詰まらせ、商店街も落ち葉清掃に手を裂かざるを得ない状況でした。

 

地域対応の新任教頭先生・・・悩んだ末に「えいやー」と樹木を切り倒しました。これで、見晴らしは良くなり、落ち葉の心配がなくなったのです。万事よしと思いきや、今度は、貴重な樹木をなぜ切ったとの苦情が寄せられたのです。教頭先生は、新たな苦情に悩まされることになったのです。これは、本当にあった話だそうです。

 

私たちは、神社仏閣や学校にあるシンボルツリーの紅葉を楽しむことが多いですが、その陰には管理する人々のたゆまない努力があることを忘れてはいけませんね。私が通った高校は、地域でも有名な100メートル超のイチョウ並木があります。紅葉の落ち葉と銀杏の悪臭を用務員の方々が、日々掃除していたのです。高校時代は、何の感謝の気持ちもなかったですが、今になって、ようやく縁の下の力持ちの存在に感謝できるようになりました。紅葉を愛でる時には、感謝の気持ちを!