今日の園長の課外授業は、「さいたま市農業祭」です。さいたま市の農家などが一堂に会して、新鮮な野菜・果物、花や植木を販売します。保育園で生活した小学生たちは、屋上ファームと共に過ごしてきたので、野菜の種類をよく知っています。(笑)
そして、もう一つの目的は、シマリスです。会場のさいたま市民の森には、「りすの家」があり、広いスペースで、シマリスが放し飼いになっています。そろそろ、リスは冬眠にはいるのですが、今日は小春日和で、ざっと20匹ぐらいのシマリスを見ることができました。大好物のどんぐりをほおばって、愛らしい姿を見せてくれます。子どもたちも大満足です。
さて、最近では新聞をとっている家が少なくなっていますが、朝、郵便受けから新聞を取り出して、1面にザっと目を通してから裏返す。という人が多いですね。最終面にあるのはその日のテレビ番組表です。一般全国紙4紙(読売・朝日・毎日・日経)では、地上波のテレビ番組表が掲載されるのは最終面です。
この番組表は、番組情報配信会社が各局の情報を取りまとめて配信し、新聞社が発行地域に合わせて必要な局を選択し、掲載します。そして、個別の文面を考案するのは各テレビ局の担当者です。
私たちは、テレビの番組表は、たいがい読み流していますが、この短い文章には番組制作者たちの創意工夫が隠されているのです。まず、番組表の時数は厳格に決められていて、地上波は1行10字、行数は日中で1時間当たり3行、午後7時から10時のプライムタイムで1時間当たり6行しかありません。そこに、番組名と内容をわかりやすく詰め込む文章は、まさに職人技ですね。
9月28日の北海道放送のプロ野球中継の番組表が、最近では「神対応」と言われています。北海道新聞と朝日新聞北海道版に掲載されたものです。この日は、北海道日本ハムファイターズの今季ホーム最終戦で、来年ファイターズは、新球場へ本拠地を移します。ファイターズのホームスタジアムとして札幌ドームが使われる最後の試合でした。
番組表には、各行冒頭の1文字と最終行をL字に読むと現れるのは「19年の歴史に幕…思いは新球場へ」というメッセージです。
無機質で、読み流されてしまう番組表にも、縦読みの遊びなどが隠されているようです。実は、新聞で一番多く読まれているのが番組表です。どうですか・・・遊び心を見つけてみませんか。