昨日のハロウィーンパレードで、歩く先々で登場する「カオナシ」が、子どもたちにはインパクトがあったようで、おうちに帰ってもカオナシの話が止まらない園児が多かったようです。
そのカオナシに会える場所が、本日オープンしました。愛知県の「ジブリパーク」です。
問題のカオナシは、千尋とカオナシが、銭婆(ぜにーば)の家に行くときに乗った海の上を走る電車のシーンです。電車のロングシートに座るカオナシの隣に座ると、後ろから踏切の音が流れるそうです。まさに、映画のワンシーンを思い出しますね。
「千と千尋の神隠し」に出てくる、魔女の湯婆婆(ゆばーば)が館長として執務にあたる「館長室」があり、中では実物大の湯婆婆が仕事に没頭しています。千尋が「ここで働かせてください」とお願いした、あのシーンが浮かんできます。
「となりのトトロ」で、サツキとメイたちの草壁一家が暮らした「サツキとメイの家」は、台所や風呂、お父さんの書斎など、作中に登場するシーンがそのまま再現された作りこみで、サツキの勉強机も再現されているそうです。
そもそもジプリパーク構想は2017年に立ち上がったそうです。19年には中日新聞社とスタジオジプリがジプリパークを運営管理する「株式会社ジプリパーク」を設立。こうして、愛知県とスタジオジプリがタッグを組み、2020年に起工式が行われました。事業費は総額約340億円で、愛知県が全額負担したそうです。工事着工から2年4か月を経て、第1期の整備を終えてオープンにこぎつけたというわけです。残る2エリアは、23年・24年にそれぞれオープンします。
ジプリパークの監督は、宮崎駿氏の長男の宮崎吾朗氏です。「ジブリ作品を後世に残していくためにどうするか。ジブリの色んなものをぎゅっと詰め込み、多くの人にジブリ作品が忘れられないようにしたかった」と語ります。
ここには、大きなアトラクションはないようですが、それもジブリらしいですね。たぶん、チケットはかなり先まで予約で埋まっているとは思いますが、ほとぼりが冷めたら、覗いてみたい場所ですね。そして、カオナシの隣に座るのです。(笑)