スタントマンによる交通安全講習

台風の進路からはずれていた埼玉県でも、昨日は、体を持っていかれるほどの強風となりました。大雨→くもり→一瞬晴れ間が繰り返される不思議な天気です。今日も午前中は、強風なので、保育園の中で「玉入れ」の練習をしました。昨年度の卒園児保護者一同様から「玉入れ」が寄贈されました。今年の運動会の新競技です。

 

「玉入れ」は、かなり盛り上がります。狙いを定めて、しっかりと玉を投げ入れる園児もいれば、やみくもに投げるので全く入らない園児もいます。本番までに時々練習しますので、コツをつかんでほしいですね。

 

さて、来月になりますが、ホワイトきゃんばすの入るショッピングセンターで、埼玉県警による交通安全講習会が行われることになりました。1Fのホールで、腹話術の人形を使った内容だそうで、保育園の園児にはぴったりです。

 

交通安全週間の期間中など、全国の警察署において、交通安全にかかわる講習会などが行われていますが、どんなに事故の危険性を訴えても、子どもたちの心に残らないと、すぐに忘れられてしまいますね。腹話術の人形パフォーマンスは、保育園の園児にとっては、分かりやすい内容ですので、楽しみです。

 

では、高校生を相手にする場合はどうでしょうか。なかなか聴いてくれないかもしれません。そこで、10年前から埼玉県警では、本物の自転車を使ってスタントマンが県内で実際に発生した事故を再現します。交差点で自転車と自転車が衝突する場面や、2人乗りや片手運転で自転車運転が不安定になる場面の実演があり、「ガシャーン」という音とともに、受講者からどよめきが起こります。スタントマンが、本当に車に接触してしまったのです。

 

どうですか・・・衝撃的なシーンが、子どもたちの心に残ることによって、県内の高校生の自転車事故が、平成25年の1226件から令和2年の572件まで減少したそうです。

 

子どもたちの交通事故を減らすには、様々な技法があるでしょうが、このスタントマンを使用した「事故を直視」の技法は、結果が伴っているようです。