「幸せなチーム」をつくる

毎日、朝の会が終わると、運動会の組体操の練習をしています。ホワイトきゃんばすでは、ピラミッドにも挑戦し、年長は3段のピラミッドを作ります。もちろん、下段に全体重がかからないように、2段目は、足を地面につけて馬をつくるのですが、3段目の一番上に女の子が乗って両手を開くと、練習にもかかわらず大感動です。まだ、子どもたちだけでスムーズにはいきませんが、本番での大成功をイメージして練習が続きます。

 

さて、昨今「働き方改革」という言葉が、あらゆる職場で、当たり前に言われるようになりました。しかし、私たちは、「働き方改革」という言葉を聞くと、労働時間の改善、つまり、残業を減らすためにはどうすればいいか・・・を考えてしまいます。

 

しかし、真の「働き方改革」は、単に時短による改善だけでなく、「幸せなチーム」をつくるという、リーダーの在り方であるという考え方が、注目されています。

 

では、どんな職場が幸せなのか?この幸せを「科学的」に検証した人がいます。人が幸せになるために必要な「4つの因子」があるといいます。

 

「やってみよう!」因子→自己実現と成長の因子

「ありがとう!」因子→つながりと感謝の因子

「なんとかなる!」因子→前向きと楽観の因子

「ありのままに!」因子→独立と自分らしさの因子

この4つだそうです。

 

そもそも、主観的ですが、幸福度が高いと思っている人は、そうでない人と比べて創造性は3倍、生産性は31%増、と高い傾向にあって、転職率・離職率・欠勤率のいずれも低いという研究結果もあるそうです。

 

どうですか・・・現在リーダーとして活躍するあなた。あなたの職場には、4つの因子がきちんと機能していますか。リーダーでなくても、この4つの因子を意識して仕事をするだけでも、「幸せな仕事」につながると思いませんか。

 

これからのリーダー像は、けん引型のリーダーから調和型のリーダーへ、大きく変わりつつあるといわれています。

 

チームメンバーに「失敗の責任は俺がとるから、挑戦してみようじゃないか」と言えていますか?チーム全員が「ありがとう」を言える雰囲気になっていますか?楽観的に前向きな考え方がチームに浸透していますか?メンバーの個性を尊重していますか?

 

リーダーが行うべき、「働き方改革」は、合理性の追求による労働時間の短縮がメインではありません。「幸せなチーム」をつくることです。納得しますね。