今日は土曜日です。お昼の社会勉強は、小学生4人を連れて「川越氷川神社」に行ってきました。目的は、「風鈴」たなびく風景を愛でるためです。すると、初詣と勘違いするほど、多くの人で賑わっています。風鈴の風景は、川越の名物にもなっているのですが、川越氷川神社の戦略はなかなかのものです。大きな規模の神社ではないのですが、SNS受けする演出は、若い人をひきつけます。今日は、浴衣姿のカップルが目立ちました。
さて、今日はモグラの話です。ちょうど、コロナ禍前のクリスマス発表会で「おやゆび姫」を子どもたちが演じました。「モグラさんと結婚するのはいやなの・・・だって、二度とお日様を見ることができなくなるから・・・」という、おやゆび姫のセリフがありました。
ちょこんと尖った鼻先とシャベルのような大きな手、ビロードのような毛皮。モグラは、土の中に、たくさんのトンネルを作ります。河川敷などで、地面が盛り上げられた土の塊を目にすることがありますね。これが「モグラ塚」で、モグラがそこで暮らしている証拠です。
しかし、モグラを目にすることは、ほとんどありませんね。私も、小学生の頃に目撃したのを最後に、自然界で生きたモグラは見ていません。モグラは、3~4時間おきにトンネルを巡回し、トンネルの補修や、食料を貯蔵庫にしまいます。広い縄張りを一匹で守り、食料となる昆虫やミミズがトンネル内に少しでも顔を出すと、敏感な鼻でそのにおいと振動を捉えて、その場に急行して鋭い歯でつかまえるのです。
モグラは、とてつもなく大食いで、1日に体重の半分のエサを食べるといいます。そして、胃の中が半日以上空っぽになると、死んでしまうのです。たまに、地上で死んでいるモグラを見つけることがありますが、これは、餓死したモグラなのです。
土になかで生活しているにもかかわらず、いつも美しいのは、体毛が直毛に生えているため、後ずさりしても毛と毛の間に土が入らないのです。
どうですか・・・モグラさんへの愛着がわいてきましたか。とにかく食べる・・・体重の半分も食べるのが、モグラの食欲なのです。うんちくとして覚えておいてください。(笑)