夏休みの宿題で自分の性格に気づく

昨日は、登園した小学校2年生の女の子が、夏休みの宿題の自由作品で、素敵な絵を持ってきてくれました。大人の私からは、「これが小2の絵なのか!?」というくらい、奇抜な作品です。家族の写真・夏休みの思い出のような絵をみれば想像できる世界ではなくて、水彩画で何色もの色をキャンバスに広げた、まさに芸術作品です。見る人によって、感じ方が変わるような素敵な絵になっています。本人も「達成感」を感じているようです。

 

お盆が明けると、「夏休みももう終わりだなぁ~」と気持ちになってきます。私が子どもの頃は、8月いっぱい夏休みでしたが、さいたま市の小中学校は、今週26日(金)には、2学期の始業式で、29日(月)からは給食もスタートし通常授業になります。

 

今は、まだたくさん残っている宿題をどうしよう・・・という期間かもしれません。

 

今日は、宿題の是非とか、宿題が多すぎないか?という話ではなく、ある労働時間に関する調査についての話です。ここには、大人になった私たちの行動が、子どもの頃に「夏休みの宿題」にどう取り組んでいたかとリンクするという、衝撃的な内容です。

 

まずは、子どもたちの実態です。ある学習塾の調査では、宿題について「計画を立て、コツコツ」が34.2%で「計画はなく、気が向いたときに」が39.2%で、案外ちゃんとしているかと思いきや、「終了間近にまとめてやった。夏休み中に終わらなかった」26.6%もあるというデータです。つまり、4人に1人が、夏休みの終わりに夜なべをしてこなしたのです。

 

そこで、大人への質問は、子どもの頃に夏休みの宿題をどう取り組んだ?です。残業時間との照らし合わせでは、夏休みの宿題を遅くやった人ほど、午後10時以降の深夜残業時間が長かったという傾向があるようです。

 

少し厳しい言い方をすれば、「宿題をするのが遅いというのは、努力を後回しにし、楽しいことを優先することです。大人になっても、そうした後回しの傾向が残っているのです」・・・どうですか、大人になった現在のあなたの仕事に当てはまりますか?

 

大丈夫です。大人になっても、気づくことができれば、今からでも改善できます。私も、好きなことを優先し、面倒なことは後回し型の仕事をしていました。はい、子どもの頃の宿題もそうでした。(笑)

 

しかし、同じ仕事のチームの中に、「今発生した仕事は、今やってしまう」というスタンスの仲間がいたのがきっかけに、自分の仕事を見直したのです。「明日でいいや~」の誘惑を「今終わらせて、明日に余裕を残す」という考え方を変えました。

 

宿題が終わらない我が子に対して「お父さんも子どもの頃は、同じように宿題を最後までやってたんだよ。でもな、大人になってもそのクセが治らないと、仕事ができない大人になってしまうんだよ。お父さんは、それに気がついたのは遅かったけどね・・・」みたいな話ができると、いいかもしれませんね。