昨日は、小雨の中のプールでしたが、気温が高かったので、子どもたちはいつも通りに楽しんだのですが、さすがに今日は気温が低く、プールは中止です。教室内で玉入れをしました。男子VS女子は、年長に男子が多く男子の圧勝。次は、年長6名&小学1年VSそれ以外の園児全員の対決です。たった7人の少人数でも、確実に頭を使って球をかごに入れる方が強かったですね。小さい園児はやみくもに球を投げるだけで全く入りません。(笑)
玉入れは、今年の運動会の新種目です。令和3年度卒園児保護者一同からの贈呈品です。子どもたちも運動会の楽しみが増えました。
さて、日本財団が令和元年に発表した18歳の意識調査で、「自分を大人だと思う」等の質問6項目すべてが、参加9か国中、日本が最下位でした。よく言われるように、「日本人の若者は自己肯定感が低い」という結果が出てしまったようです。
この、自己肯定感が低い原因の一つが、「小中学校での多すぎる夏休みの宿題」と言われています。そろそろ、小・中学校の夏休みも終わりに近づいてきました。相変わらず、昭和の私の世代とかわらないような「宿題がいっぱい!」の学校もありますが、この夏は、多くの学校で、宿題に対する考え方も、変化してきたようです。
ある埼玉県の公立小学校です。「この夏から、宿題の量を大きく減らし、子ども自身が適正に応じて自由に選択し、取り決める方法に切り替えた」といいます。
虫好きな子は昆虫採集・・・本好きな子は毎日の読書三昧・・・絵が好きな子は絵画コンクールへの挑戦・・・楽器が好きな子は練習に明け暮れる・・・タブレット端末のタイピング練習もあり・・・親子でのアウトドア体験・・・本来の自由研究は「何かやらないといけない」と無理やり取り組むのではなく、「自分で決めて取り組む」が大切です。
この小学校では、夏休み明けに報告会を学級・学年で実施し、全校でのプレゼンテーション大会も企画しているそうです。
「自分が決めたことをする」体験や探究したことを表現することが自信になり、自己肯定感につながっていくことは、間違いないですね。
ドリルに絵日記や決められた本の読書感想文・・・これらを一度全部なくして「自分で決めた宿題」を1つだけにする。この取り組みで、子どもたちが自信を持ち「俺って・私って凄いんだぜ!」と言う気持ちになれると思うのは、私だけではないと思います。
日本の若者の自己肯定感を高めるキーワードは「夏休みの宿題を変える」ことにあるようです。