海洋プラからアクセサリー

今日は、大きいプールでビート板を使ってのバタアシ練習です。5歳男の子は、サマーキャンプの川遊びの最初は「ギャー怖~い!」と大騒ぎしていたのですが、川遊びの楽しさをすぐに習得し、今日のバタアシも水しぶきをあげてがんばりました。そして、水に顔をつけられない他の男子に「大丈夫!○○ならできる!」と、どこかで聞いたようなフレーズで励ましていました。サマーキャンプで、泳ぐことに自信をつけたようです。

 

さて、最近よく聞くのが「海洋プラスチック」という言葉です。海に漂うプラスチックごみです。魚や鳥に悪影響を及ぼし、環境問題になっていますね。

 

テレビ番組でも、この海洋プラを使ったアクセサリーをネット販売して、仕入れ原価ゼロで、どれだけ稼げるか・・・という内容を見たことがありますが、今日は、愛知県の大学のゼミで、海洋プラのアクセサリーを製作・販売しているブランドの話です。コンセプトは、「可愛い(かわい!)で地球を守る」です。

 

ゼミのメンバーが、知多半島の海岸で海洋プラを拾い集めます。細かく切った海洋プラと透明な樹脂を型に入れて固め、ピアスなどのアクセサリーに変身させるのです。

 

ブランド名は、社会に出る前の「卵」などの意味を込め、「tamagon」だそうです。百貨店で開かれた環境フェアでの実演販売など、大学のゼミとは思えない、本格的な活動です。近隣の小中学校からは、「アクセサリー作りを通じて海洋汚染の授業をしてほしい」という依頼もあるそうです。

 

小中学生にとっては、ただの環境問題の授業ではなく、工作をしながらの付加価値授業なら、より深く、環境問題を考えることにつながりますね。

 

海岸を歩いて、ごみを拾うことも大切な環境活動の1つですが、海洋プラのアクセサリーを身につけることで、学生たちにとっては、自分のアイデンティティーとして、環境問題に向き合う決意を表現しているのです。カッコイイと感じることは、若い人たちには大切な要素かもしれませんね。

 

ゼミの学生は「海洋プラをなくすことはできないけど、人々の行動は変えられるかもしれない。活動を長く続けたい」といいます。

 

環境問題への新たな取り組みと言えますね。