幼児期の睡眠負債

今週の保育園も屋上プール遊びからスタートです。今日のお楽しみは、初収穫のスイカです。氷で冷やして、おいしくいただきました。「甘い!」「おいしい!」と子どもたちは、競うように食べ始めます。6月の猛暑で、スイカの生育が早く、あと何度か食べられそうです。

 

さて、今日は幼児期の「睡眠負債」の話です。専門家の先生の話を聞きましょう。

 

「生活習慣のリズムで、意識したいのが『睡眠』です。十分に睡眠が取れていないと、日中のパフォーマンスが低下。朝寝起きが悪い→朝食が進まない→園に行くのを嫌がる。園生活でも、友だちの中へ入っていけない、感情のコントロールがうまくできないなど、負のスパイラルに。育てにくいと思っていたら、実は睡眠不足が原因だったという話もよく聞きます。また、免疫低下にもつながります。

 

22時~翌2時に出ると言われている成長ホルモンのためには、21時には就寝したいものです。質の良い睡眠で副交感神経が優位になると、朝は気持ちよく起床でき、朝ごはんもしっかり食べられ、排便もスムーズに。園でも元気いっぱいで遊べます。

 

「寝る」「遊ぶ」「食べる」「排便する」のリズムを整えていくことが、子どもの健やかな成長のカギになります」

 

これを読んでいる、子育て世代の方は、「それは・・・わかっているけど・・・」ですね。先生は、生活習慣リズムを整えるコツを教えてくれました。

 

『朝は同じ時間に起こす』

突然早く寝かせようとしても寝ません。それよりも、朝同じ時間に起こすことを意識してください。眠りをつかさどるホルモン・メラトニンを出すには、朝同じ時間に起きて、メラトニンの原料で、幸せホルモンとも言われるセロトニンを出すことが重要です。

 

『無理をせず手抜きをする』

帰宅後に家事などで頑張る過ぎると時間が押してしまい、結果それがストレスになります。無理をせずに、手抜きをしましょう。周囲の人や家電、外部サービスなどをどんどん使ってください。

 

『まず1週間続けてみる』

子どもは新しい生活リズムに意外とすぐになじみます。まずは、1週間続けてみてください。子どもはルーティンが大好きです。いろいろ試すと、かえって子どもは落ち着きません。

 

どうですか・・・できそうですか。様々な子育てに当てはまりますが、最後は親の覚悟ですね。