食品の包装が変わる

世界のほとんどの報道が「暗殺」という言葉が使われた、安倍元首相の死去。どうしても、暗殺というと、ケネディ大統領暗殺のようなプロのスナイパー(殺し屋)の犯行や、政治的、思想的な背景によるものというイメージが強いです。今回は、政治思想の問題でもなく、しかも、素人がネットで自家製の銃を作成し、見た目には、とても拳銃には見えないもので犯行に、「暗殺」という言葉が違和感を感じて、モヤモヤします。憲法改正を訴え、白黒をはっきりつけたい政治家であった安倍元首相が、グレーな犯行で死去したのは、ますますモヤモヤです。すみません。評論家になっていました。

 

さて、食品会社の日本ハムは今年の1月に「断髪式」を行いました。「えっ~大相撲の引退セレモニーじゃないの?」と思われた方。ソーセージのシャウエッセンは巾着型のパッケージでした。この巾着部分をカットする儀式です。この包装形態を変更することで、大幅な「脱プラ」が図れるそうです。

 

この巾着型のパッケージは、日本ハムだけでなく各社が「贈り物のような見た目が目立つ」と採用し、ソーセージの定番となっていましたが、今回の断髪式を機に、各社も追従することになったようです。

 

ここにきて、食品の包装における「脱プラ」が加速しています。スタバは冷たい飲み物を蓋なしで提供し、江崎グリコなどの10社は、給食用の牛乳パックのほぼ全てでストローを廃止しました。ネスレジャパンの「キットカット」や不二家の「ミルキー」は、大袋の素材をプラスチックから紙に変更しました。

 

昨年4月の調査では、直近1年間で包装見直しを議論した企業は60%で、うち63.5%が環境配慮が理由だったと言います。

 

今や、SDGsという言葉が当たり前に使われるようになり、企業の社会的責任がより強く問われるようになりました。私たち消費者も、見た目の豪華さや価格面だけで商品をチョイスするような単純な消費行為がなくなってきているのも事実ですね。

 

私たちが、商品を購入する時に、是非とも新たなライフスタイルにしてたいのが、子どもと一緒に買い物をする際には、その商品を作っている企業の社会的責任について、子どもに分かるように伝えてみるのはどうですか。子どもが「みんなが持っているから」の理由で親にせがむなら、効果的かもしれませんね。