部活動の意味

今日も猛暑の屋上遊びとなりました。ついに、秘密兵器・・・「クラッシュアイス」を発泡スチロールのBOXにいっぱいにして、子どもたちは、氷遊びをしました。帽子の中に、氷を入れると、それはそれは気持ちがいいのです。いよいよ、明日は「どろんこ遊び」です。

 

さて、昨年、一昨年とコロナ禍にあって、中学・高校の部活動は、いろいろな犠牲を強いられてきました。今日は、前日に大会中止を言い渡された中学校の校長先生の子どもたちに対する素敵なメッセージを紹介します。

 

『皆さんは今日までどんな目標を持って、部活動の練習に取り組んできたでしょうか。「今年こそは優勝を果たす」「全国大会に出場したい」「○○中学校には絶対に勝ちたい」と、それぞれのチームが大会に向けて頑張ってきました。しかし、昨日の大会中止の連絡によって、もしかしたらその熱い思いは消えようとしているかもしれません。

 

しかし、この機会にもう一度、これからの自分の部活動を考え直してみてはどうでしょう。「先輩は後輩が越えられないものを残せ。後輩はその超えられないものを超えよ。そうやって伝統は創られていく」・・・これは、ある部活動の顧問がおっしゃった言葉です。大会がなくなったからといって、チームがなくなったわけではない。最後の部活動となった3年生は、この夏に「自分の足跡を後輩に残す」を目標にしてください。それは、「あの時の先輩は、大会がなくなっても、一生懸命、頑張り続けた」と語り継がれる伝統となることでしょう。

 

コロナ禍の今、明日の部活動さえできる保証はありません。今日の一日を大切に、すべての力を出し切って取り組んでください。その姿こそが、伝統として語り継がれます。後輩の皆さんは、先輩の思いを背負って、それを超えられるように鍛えるのです。

 

この夏の終わりには、それぞれの部活動にあたらな伝統が築き上げられることを楽しみにしています』

 

コロナ禍で、部活動以外にも子どもたちの学校生活には、「今までと違う」がたくさん発生しました。変化への対応を余儀なくされた子どもたちは、未来に向けて、強く生きていけると信じて、頑張ってもらいたいですね。