下宿学生の生活費

屋上のかめ池の産卵場所として、土を盛ったスペースを作っているのですが、掘った跡がありました。もしや?と土を掘り起こすと、6個の卵が出てきました。おそらく、クサガメの卵です。ミドリガメの自然う化は毎年ありますが、クサガメベビーの誕生はまだありません。卵を飼育ケースに入れて、人口う化で育てることにします。卵には、有精卵と無精卵があり、当然有精卵しかベビー誕生はありませんが、とにかく約60日後のう化を期待することにします。子どもたちは、カメの卵を見て「恐竜の卵だ!」と大騒ぎです。 

 

さて、今日は、地方から首都圏の大学に通う下宿学生の話です。一人暮らしをする若者の収入のメインは親元からの仕送りで、基礎支出は家賃です。実は、一人暮らしの学生の経済事情は、年々厳しくなっているというデータがあります。

 

仕送り金額と家賃の推移は、今からざっと25年以上前の平成7年では、平均の仕送り123,500円と家賃55,300円の差額が、68,200円に対し、令和3年だと仕送り85,200円と家賃65,700円の差額が19,500円です。平成7年は、1日にすると2273円の生活費だったのが、令和3年では、たった650円です。

 

どうですか・・・一日の生活費が650円ですよ。もちろん、仕送りの他にもアルバイト収入がありますが、支出も水光熱費や教材購入費、スマホ代も加わるので、ほとんどの一人暮らしの学生たちは、ぎりぎりの生活をしていることが推測されます。

 

最近の大学では、昼でも学食が空いているといいます。学食の定食ですら、高くて手が出ないのかもしれませんね。このようなふびんな暮らしを強いるのは、明日の日本の担い手の成長を阻むことになりますね。特に、腹ペコでは、ろくな発想も浮かびません。

 

私の次女は、都内の大学なので自宅から通えるのですが、大学4年の時から、かねてからの夢であった「一人暮らし」を始めました。アルバイト三昧で、生活費を自力で稼いでいたのですが、食べ物については、どうしても満足なものを食べさせたいので、米や食材をよく送っていました。社会人になった今は、給料の中でやりくりしているようですが、帰省すると、たっぷりと食材を持って帰ります。(笑)

 

若い頃の一人暮らしは、自立した生活を促進させます。あとは、貧乏暮らしの度合いがどれくらいか?ですね。明らかな、貧困一人暮らしの学生への支援を大学も社会も考えていかないといけませんね。