昨日の「おかしの学校」は、子どもたちにとっては大きく印象に残る経験だったようです。連絡ノートには、子どもたちのマシンガントークの様子が多く書かれていました。4歳男の子は、いつもは、お菓子売場に寄ると「○○買って!」と大騒ぎになるそうですが、昨日は、お菓子売場の「パイの実」を手に取りながら、商品解説をママにしてくれたそうです。そして、買わずに売場を後にしました。いきなり学習効果が出ています。(笑)
さて、東京ディズニーシーのシンドバッドのアトラクションに乗ったことがありますか。近くにあるアラジンほど行列はできませんが、シンドバッドが数々の困難を乗り越えて航海し、財宝を手に入れるという、子どもにもわかりやすいストーリーです。
最後のメッセージが、とても印象に残ります。
「これからは、君たちもそれぞれの道を行く。でも、忘れないで。迷ったときは心の羅針盤(コンパス)を持つんだ。そして、自分の羅針盤を信じて前に進むんだ」という言葉です。
困難なことがあっても、それに立ち向かう覚悟と自覚。どうしたら解決できるだろうかと考える柔軟な発想。そして、共に頑張ろうと知恵と力を出し合う仲間・・・そんなところが、シンドバッドの冒険から学ぶところですね。
では、子どもたちが「心の羅針盤」を持つようになるには、私たち大人は、どんなアプローチをすればいいのでしょうか。いきなり「心の羅針盤を信じてがんばるんだ!」なんて、言われても、子どもにとっては「???」ですね。
子どもたちが、集団生活や様々な体験の中から、「自分で考えて自分で答えを出す」習慣を身につけさせるアプローチが、やはり大事ですね。心の羅針盤は、いわば、自分の考えです。今、自分は何をすべきなのか、何に向かっているのかを見極める力が必要です。この活動は、何のために行うのか、本質を見極めて判断すること。
子どもたちは、大人になるまで、また大人になってからも、様々な人生の選択を行っていきます。どちらが正解かわからないことが多いのが現実ですね。そんな時に、自分で考えることができる子どもが、「心の羅針盤」を持ち、それを信じることができるのです。
一つの考え方として、「我が子には、心の羅針盤があるか?」を親として考えてみるのもいかがですか。