どうして半端な数にひかれる

今日の寺子屋は、虫メガネで屋上の花々を観察しました。子どもたちは、毎日屋上で遊んでいますが、意外と見落としている花がたくさんあります。本日観察した花は、バラ・ハルジオン・トマト・エンドウ豆・じゃがいも・なす・ピーマン・のあざみ・シロツメクサ・チガヤ・キショウブ・西洋タンポポ・ドクダミ・カタバミ・・・どうですか、こんなにたくさんの花を観察しました。

 

バラのトゲを触ったり、ドクダミのにおいをかいだりしながら、子どもたちは、あらためて屋上の魅力を感じたようです。

 

さて、私たちがスーパーで買い物をするときに、なぜか100円ではなくて99円。1000円ではなくて980円のプライスに敏感に反応してしまいます。ある大学の研究では、人間は同じ商品があると、端数の方が「精密度が高い」と判断するのだそうです。

 

アニメ「101匹のわんちゃん」、ドラマ「101回目のプロポーズ」の101の数字は、切りの悪い数字です。100でもいいような気がしますが、半端な数字だと、なんだか、理由はわかりませんが、感覚的に魅力を感じてしまうのです。

 

あるおっさんは「好きな数字は37です。111って割り切れなさそうな雰囲気をただよわせていますが、実は37で割り切れる。111という単純な数字から、37×3が出てくるなんて想像つかないじゃないですか。11111も同じで、41×271で割り切れるのです」と言います。

 

私は、このおっさんの気持ちがよくわかります。何だか、数字の中で自分だけの発見をしたような、そんな感じですね。

 

素数にひかれる人も多いですね。1とその数字でしか割れない数字が素数ですが、1から100までに、素数は25個あって、一番大きい素数は97です。小学生ぐらいの子どもに、素数を出してごらんと言えば、超集中して見つけると思いますよ。

 

どうですか、あなたも半端な数にひかれる一人ですか。