大人になっても勉強する

屋上のどろんこ広場のほとんどが、シロツメクサことクローバーの白い花で覆われています。私の小学生くらいの思い出では、とにかく「四つ葉のクローバー」を賢明に探した記憶がありますが、保育園の子どもたちは、花摘みに夢中です。遊び方はいろいろです。

 

ある小学校1年のクラスで、5時間目に授業参観があったそうです。給食での子どもたちの会話です。「今日、うちのお母さんが来るの」「うちは、お父さん」「うちはね、ばあばが来るって言ってた」・・・すると、一人の女の子が「先生のお母さんは、授業参観に来ないの?」と言ってきたそうです。子どもにとっては、「先生も一緒に勉強している」という認識を持っているのです。

 

私たち大人は、我が子に対して「勉強しなさい」と言います。でも、たいがいの子どもは、親の言うことなど聞きませんね。では、子どもに勉強をさせるのなら、どんな手を打てばいいのか・・・そう、親も一緒に勉強すればいいのです。子どもの教科書を一緒に勉強してもいいですし、大人の自分がやりたい勉強でもいいですね。

 

「ママやパパも勉強するんだ・・・じゃあ~私だってやってみよう!」と間違いなくなります。よく、本をよく読む子の親は、同じように本好きであることが多いのと同じです。

 

「キャリア教育」というと、何だか、堅苦しい感じに聞こえますが、私たちは、資格を取得するなど、大人になって自分でやりたい勉強をした時は、学生時代とは比べものにならないくらい、集中して勉強をするものです。

 

だったら、何か学びたいことを1つでもいいので見つけたら、子どもの前でやってみませんか。「親と一緒に頑張る時間を過ごした」子どもは、その経験自体が大切な宝物になります。

 

学び続ける子どもたち・・・そして、私たち大人も、学び続ける大人でありたいですね。