子どもの頃の「楽しかった」経験が大事

今日は、保育園を抜けて、この夏、年長園児のサマーキャンプを行う、埼玉県立小川げんきプラザに行ってきました。6月から9月に利用する小学生の林間学校や保育園、幼稚園の団体利用の責任者が一堂に会しました。

 

今年は、7月30・31日の1泊2日の計画です。例年よりも1週間遅くしました。より暑い中で雨を避けるねらいがあります。ちょうど、ホワイトきゃんばす一行が到着する日に、埼玉県朝霞市の小学5年の林間学校総勢200名の団体が帰る予定でした。今のところ、30日に宿泊する他の団体はなく、ホワイトきゃんばすで貸し切りになりそうです。

 

毎年、サマーキャンプでは、川遊びに天体観測、紙すきなどの体験に、何と言っても家を離れて、先生や仲間たちと宿泊することが、子どもたちにとっては「楽しかった!」経験として、心に残ります。

 

今年は、登山に挑戦しようと考えています。標高263メートルの金勝山(きんしょうざん)です。大人にとっては、低い山かもしれませんが、5歳児がどこまで頑張れるか。チャレンジです。ただし、「楽しかった!」にしないといけません。頂上からの景色は最高ですので、「よく頑張った!」と子どもたちにエールを送りながら、頑張ってもらいます。

 

私たち大人は、今でも続いていることや、得意としていることの多くは、子どもの頃の「楽しかった」経験です。逆に、子どもの頃に、絵を描くことが苦手で楽しくなかったならば、大人になって絵画教室に通って、絵を上達させるという気にはなりません。また、体育の授業で、劣等感しか味わえなかった子が、大人になって、積極的に地域のスポーツイベントに参加することなど、まずあり得ませんね。

 

でも、それは「子どもの責任」ではありません。みんなの前で、苦手な飛び箱をやらせて、劣等感を植え付ける様な教師の指導があったかもしれません。「あんたの絵下手ね~」と親に言われて、自信をなくしてしまったかもしれません。

 

私たち大人は、子どもにとっての多くの経験を「楽しかった!」と思わせないといけません。もちろん、やり方はいろいろあるでしょう。

 

今年のサマーキャンプで、子どもたちにトライさせる「登山」が、「山登りは、しんどかったけど、自然をたくさん感じて、てっぺんに来たときは『やった!』と思った。本当に楽しかった」と、子どもたちが思えるようにしないといけませんね。一番大事なのは、私も楽しむことです。(笑)