ここ数週間、保育園の遠足の場所を探しているのですが、何度もお世話になった北本自然観察公園が、6月の土・日曜日はすべて予約で埋まっているとのことで、今回は、新しい場所を考えています。ガイドによる体験学習ができて、自然の中でお弁当を食べて、親子チームで遊ぶ・・・こんな感じが、ホワイトきゃんばすの親子遠足のイメージですが、今回は「ネイチャーゲーム」を取り入れようと思っています。
では、「北の国から」に入ります。倉本聰さんの話では、当初フジテレビから受けたオファーは「映画の『キタキツネ物語』のようなものを書いてほしい」だったそうです。ヒット映画のテレビ版を考えたようです。しかし、この映画はキタキツネを追いかけて4年もかかった作品です。これは組めないと、倉本聰さんは断ります。
すると、今度は、北海道で日本版「アドベンチャーファミリー」のような作品はどうかと言われます。家族がロッキーに移住し、力を合わせて大自然と向き合う内容ですが、これも断ります。こうして、北海道の真実も盛り込まれた、オリジナルの「北の国から」が誕生したのです。
今日は、黒板五郎さんの印象に残るセリフをいくつか紹介します。
「夜になったら眠るンです」この五郎さんのセリフが、その後20年にわたって続くことになるドラマ「北の国から」の『闘争宣言』なのです。
螢が、純が母さんに手紙を書いていることを五郎に告げ口した時のシーンです。
螢 「父さんには、ぜったい秘密だぞって」
五郎「螢」
螢 「ハイ」
五郎「告げ口はいけないな」「お兄ちゃんは君のことを信用して、こっそり教えてくれたんだろう?」「秘密は人にもらしちゃいかんな」
螢 「ゴメンナサイ」
スナック「駒草」のこごみとの関係の中で、五郎の誕生日を純と螢が計画した日のこと。
五郎「父さんの誕生日をやってくれるそうだな」
純 「あああ!せっかく秘密にしといたのに」
五郎「こごみさんには、もう断ったか」「来ないでほしいと断りに行ったか」
純 「-イヤ。アノ」
五郎「純」「来てほしくなければ断ればいい。父さん行って断って来てやる。ただし」「こごみさんが飲屋につとめている人だからいやだという考えは父さんゆるさん」「人にはそれぞれいろんな生き方がある。それぞれがそれぞれ一生けん命、生きるために必死に仕事をしている。人には上下の格なンてない。職業にも格なンてない。そうゆう考えはとうさん許さん」
その後スナック「駒草」でのこごみとの会話。
五郎「むかしー女房のあやまちを見ちゃって」「何度も何度も手をついてあやまるのを、どうしてもオレ許すことができなくて」「子どもたちまでまきぞえにして」「だけど最近ずっと思ってた」「人を許せないなンて傲慢だよな」「おれらにそんな権利なンてないよな」「女房ー男といっしょになったってー妹ンとこに今日手紙来たンだ」「ホッとしてンだ」「卑怯かなオレ」
北の国から'87初恋は、五郎が泥で汚れた2枚の一万円札をトラックの運転手が「オラは受取れん。お前の宝にしろ貴重なピン札だ。一生とっておけ」という名シーンがありました。
五郎「純」「疲れたらいつでも帰ってこい」「息がつまったらいつでも帰ってこい」「くにへ帰ることは恥ずかしいことじゃない」「お前が帰る部屋はずっとあけておく」「風力発電もーちゃんとしておく」
五郎さんのセリフを思い出すたびに、感情移入してしまう私です。(笑)