今日は、保育園ホワイトきゃんばすの令和3年度の卒園式です。毎年、様々な思いを込めて、卒園児たちと保護者の皆様とすごす大切な時間です。卒園児5名が続々と、素敵な服装で元気の登園します。すると、着物姿の女性が・・・ホワイトきゃんばすの卒園式では初めての着物ママ。ママの心の内は「してやったり!」です。
今年度の卒園児は5人です。5人目の園児は、卒園証書番号44号でした。ホワイトきゃんばすが開園して、まもなく10年になりますが、卒園式をこのような形できちんと行うようになって8年目です。この8年で、44人の卒園児が旅立ちました。5人が小学1年生となり、中学2年から小学1年までの8学年となります。
卒園式には、卒園児の他に、寺子屋2番3番の園児と、その保護者も出席します。お世話になった先輩たちのお祝いの席を一緒に祝福してもらいます。年少の寺子屋3番さんは、初めての卒園式です。そして、初めて出席する保護者のほとんどが、卒園児の涙につられてもらい泣きです。卒園式に出席したすべての保護者のあたたかい気持ちが伝わってきました。うれしいですね。
さて、今年度の卒園児5人は、身長120センチ超えが3人もいます。小学2年生ぐらいの身長です。そして、全員口が達者で、大人の会話にもどんどん食らいついてきます。自分の考えをしっかりと発言できる5人の成長は、本当に頼もしい限りです。ただし、1つだけ大きな欠点があります。「お片付けが下手」な点です。(笑)
卒園児のスライドショーは、ホワイトきゃんばすらしい演出の1つですが、入園当時の写真からの成長過程を楽しみます。子どもたちにとっては、こうして大きくなり、今の自分につながっていることを実感するのです。そして、頑張った自分を肯定する時間でもあります。
園長からの手紙が終わりに近づいていくうちに、子どもたちは、「保育園とはお別れなんだなぁ~」という気持ちになっていき、涙があふれてきます。この、純粋で美しい感情を持つ子どもたちに感動する園長です。
卒園児と保護者のご挨拶は、本当に心あたたまる時間となりました。昨年の卒園式のDVDを見て予習をしてきた保護者。着物姿で笑いのツボをはずさない保護者。朝の4時に起きて、入園してからの13冊の連絡ノートを読みかえした保護者。先日手術し退院したばかりで、涙であふれた保護者。「自分で考えて自分で答えを出す」というホワイトきゃんばすの考えに共感していただき、その通りに我が子が成長した姿を語ってくれた保護者。
「○○は、これからの人生の中で、様々な選択をしなければならない機会が何度となくおとずれます。その時に、自分で考えて自分で答えを出し、その答えが正解だったと言える人生を積み重ねてもらいたいと、願っています」と、号泣する娘の横で、凛々しく挨拶する母親に卒園式は最高の感動に包まれました。
令和3年度も、素晴らしい卒園式となりました。卒園児と応援してくれた在園児、保護者の皆様の思いが、素敵な時間を作ってくれました。本当にありがとうございました。そして、5人の卒園児は、いよいよ小学生です。長い人生の中では、まだスタートしたばかりですが、保育園生活で自ら学んだことはとても大きい・・・頑張れ!