今日は、教室内で「お別れお楽しみ会」を行いました。卒園する年長園児を主役にしたお楽しみ会です。「何が変わったかな?ゲーム」や「イス取りゲーム」などで、子どもたちは大いに盛り上がりました。最後は、年中園児から年長園児へ、手作りの「金メダル」の授与です。早くも、涙がこぼれそうになる瞬間です。
さて、子どもを持つ親のあなた・・・PTA活動で役員をしたことがありますか。昔は、専業主婦が中心になって活動していましたが、今では、働く女性が増えてきたこともあり、平日昼間に会合があったり、非効率な作業が多かったりと、PTA活動は保護者から敬遠されています。
「役員をやってくれる人がいないんです!」と悲鳴を上げる学校も多いと聞きます。PTA活動は、保護者と教員が子どもたちのために一肌脱ぐボランティア活動です。できる人がやればいい活動ですが、やり手がなくて、「子ども1人につき、必ず1回役員をやる」とか「病気などでできない理由があれば、その理由を全員の前で説明させる」などの、暗黙の了解がそれぞれの学校にあることも事実です。
そこで、PTA活動の一部を外注して、効率化を図る動きが出てきているようです。例えば、校区内の危険個所を示す「子ども安全マップ」を外注すると、プロの仕事なので、見違えるほど分かりやすくなり、小3の社会科の授業で使われたという小学校もあるそうです。
でも、ちょっと待った!です。PTA活動は、どうも悪者扱いされ、プロレスなら完全に「ヒール」ですね。でも、「PTA活動を経験して本当に良かった」と思っている人は、私のまわりにはたくさんいます。「子どもたち」をど真ん中に置くと、それにかかわる、様々な人とのつながりができます。大人になっても、人は成長を止めてはいけませんが、成長につながる多くの人の影響を受けるのです。はい。私もその一人です。サラリーマン人生をまい進していた私に、違う世界を与えてくれたのです。
ちなみに、保育園ホワイトきゃんばすの職員は、全員、PTA本部役員経験者です。そこでできた人脈は、今でも大切なつながりとなっています。
コロナ禍で、PTA活動も、リモートが進みました。非効率な作業の見直しも進んだことでしょう。ただ単に「外注して効率化を図ろう」と考える前に、自分の学校のPTA活動の中で、「子どもたちのために」の視点で、見直しを図るのが大切ですね。過去の習慣が意味のないものであればやめる。ただし、一度やめたものは、二度と復活されないのがPTAというものです。残すべきものまでは、なくしてはいけません。