悲しみと喜びは背中合わせ

保育園の子どもたちが大好きな「アンパンマン」・・・このアンパンマンをこの世に生み出したのは、「やなせたかし」さんです。これは、みなさんよくご存知のことですね。やなせたかしさんは、絵本作家の他に、漫画家であり、詩人でもあり、たくさんの作品を世に送っています。

 

「手のひらを太陽に」の歌は、さなせさんが作詞したことは、あまり知られていないかもしれませんね。

 

歌詞の最初は「ぼくらはみんな生きている、生きているから悲しいんだ」です。「なぜ生きているから悲しいのですか?」と、やなせさんは、多くの人から質問されたそうです。

 

すると、やなせさんは「悲しむことができるのは生きているからなんだ。生きているから傷つくことも多い。でも、それを乗り越えた時はうれしくなる。悲しみと喜びはウラとオモテなんだ」と、答えたそうです。

 

やなせさんの言葉の意味を考えると、子どもたちにはこんな風に説明できます。「ウラとオモテということは、2人は背中合わせの仲良しさんです。うれしいことがなければ悲しいこともないし、悲しいことがなければうれしいこともない。苦しい経験を乗り越えた後に、幸せがやってくる。不思議だけど、今までよりも、悲しみが嫌いじゃなくなったね」

 

どうですか・・・私たち大人も「悲しみよ、どーんとこい!」という気持ちになり、悲しいことがあった時、「しめしめ、喜びが来る前触れだ!」と明るく乗り越えましょう。

 

少し、ポジティブ過ぎたかな。(笑)