この4月から子どもが保育園に通うことになり、職場復帰するママは、あと1ヵ月・・・ワクワク楽しみという感情よりも「仕事と育児を両立しながら、他の社員と同等に働けるだろうか」と不安に思っている人が多いかもしれません。保育園ホワイトきゃんばすも、そんなママとのお付き合いが始まります。
育児休暇から職場復帰セミナーを行う会社が、参加者にアンケート調査をしたところ、復帰後の不安で最も多かったのが「両立」で87%だったそうです。「お迎え、夕飯の準備、風呂、寝かしつけ、その後の家事など、かなり壮絶な毎日の予感しかない」「夫や実家のサポートはあまり見込めない。そもそも両立していけるのか」といった書き込みが目立ったそうです。
セミナーのコンサルタントは、「家事・育児は自分がやるもの」「夫は仕事を優先すべきだ」といった、無意識の偏見に、母親自身が縛られていることに気がついてほしいと言います。
保育園ホワイトきゃんばすでは、今までの経験上から、久々のお仕事で張りきり過ぎるママにはアドバイスをします。「肉体的にも精神的もギブアップしてしまうので、時短勤務や時差勤務からスタートする方がいいですね。また、母親一人で頑張るのではなく、父親をいかに協力体制に持っていけるかが大切です」と。そして、入園手続きの時には、出来る限り父親も一緒に来てもらうようにしています。
持ち物や、保育園での心構えなど、主任からの細かい説明を父親も一緒に聞いてもらいたいからです。現実に、ホワイトきゃんばすの保護者の中には、行きか帰りかはパパが送り迎えをしている場合が多いです。非公認の「おやじの会」では、毎回のようにイベントの事前準備をしていただいてます。
セミナーのコンサルタントは、事前に夫婦で話し合うことが大切といいます。ただし、いきなり家事分担について話し合うと、夫婦で押し付け合いになりやすいので、まずは夫婦それぞれが、今後どのように働いていきたいのかを大まかでいいので考えること。それを緩やかに共有してから、お互いの会社の福利厚生サービスを調べ、活用するのがいいようです。
そして、大切なのが職場の上司と復帰前に面談することです。保育園の送り迎えの時間や、家族の協力状況、時短を使用するかなどを伝えることです。
保育園では、園児が熱を発症した場合は、ママの携帯ではなくて、会社の代表に電話をするようにしています。「○○保育園から電話ですよ」と取り次いでもらった方が、ママはお仕事を早退しやすいからです。
今の時代、仕事をするママに対する会社の対応は優しくなっていますし、パパの協力体制も当たり前になってきましたが、職場復帰のママが、大げさですが、新たな人生を楽しめるように、自分の選択に自信を持ち、まわりに遠慮なく理解を求めて欲しいですね。仕事をする姿は、子どもには、必ずプラスとして写っています。