副業の現状

今日の寺子屋は、久しぶりに畑仕事をしました。冬のファームは、冬眠中の生きものと同じで、じっと春を待っています。そして、今日は「えんどう豆」の種を蒔きました。毎年、子どもたちが楽しく収穫する野菜の一つです。グリーンピースの大きさの種は、子どもたちにも存在感があります。5月の収穫が楽しみですね。

 

さて、コロナ禍で、リモートワークという新しい働き方が、当たり前に行われるようになりましたが、コロナ前から、働き方改革の一環として注目されているのが、副業・兼業です。

 

厚生労働省は、2018年に、副業・兼業の指針を作成しました。企業に対して、自社の業務に支障がない限り、原則、これを認めるように促し、働く人には秘密保持義務への注意などを呼びかけます。

 

もともと日本の企業は、何も知識がなくても、職場内訓練でスキルを身につけさせるような働き方が主流でしたが、最近は、経験や勘よりも、専門的知識が必要な仕事が増えてきました。そこで、労働者に副業を通して、新しい考え方や知識を学び、スキルを高めて成長してもらう。同時に、そこから本業の成果につなげたり、新たなビジネスが生まれる。それが、政府のねらいでもあります。

 

アソブロックという会社は、社員が経験を積んで成長するために、副業・兼業を「必須」にしているそうです。社員は、自分で課題を見つけてきて、事業を生み出すようになるそうです。

 

コロナ禍では、仕事が減って生活が苦しくなった人が多く、同時に、在宅勤務となって通勤時間が浮いたという事情もあります。そこで、30分・1時間といったすき間時間のアルバイトが注目されているそうです。政府が目指す、本来の副業ではありませんが、こんな働き方が増えているのが実態です。

 

経団連の調査では、現段階では、副業・兼業を認めている企業は22%程度だそうです。社員の自由度が高い企業に絞られることがわかります。

 

ただし、副業や兼業に積極的に取り組むかどうかは個人の考えによるところが多いですね。では、こう考えてみてはいかがですか。

 

「副業なら、失敗しても本業があるじゃないか・・・それなら、今と違う仕事にもチャレンジしてみるのもいいかも・・・」

 

どうですか・・・お風呂に入りながら、じっくり考えてみる価値はありそうですね。