2022日本酒の新様式

今日は日曜日ですので、お酒の話です。私の大好きな「日本酒」ですが、実は「学生時代に悪酔いして以来、日本酒はちょっと・・・」と、30歳を超えるまでは日本酒を避けていました。こんなおやじ世代の人が多いと聞きます。

 

国内では、日本酒の酒蔵がどんどん廃業に追い込まれる中で、製造技術は進化し、コメや麹などの原料の品質もアップし、バラエティに富んでいます。酵母の開発や保存方法など、あらゆる面で劇的に進化した日本酒が、今はたくさんあるのです。私が学生時代に飲んだ日本酒とは全く別物です。

 

コメ・水・米麹だけで造った日本酒を「純米酒」と呼び、精米歩合50%以下が「純米大吟醸酒」、60%以下が「純米吟醸酒」です。米を研げばそれだけフルーティなスッキリとした味となるといわれています。よく、「いい酒は冷酒が一番」と言われていますが、それは間違いで、冷酒に適した酒もあれば、燗にして「ぬる燗」「熱燗」で飲むとおいしい酒もあります。純米大吟醸酒でも、飲む温度で味や飲み口に変化が生まれ、燗を想定して造られた大吟醸酒もあります。

 

私も、冷蔵庫に入れている冷酒と、いつでも「ぬる燗」で飲めるように、常温の一升瓶の両方をストックしています。その日の気分で飲むのです。

 

私の場合は、料理と日本酒のマッチングまで考えるスキルはないので、気分次第で酒を選びますが、現代の日本酒は凄いことになっています。チーズをたっぷり使った料理には「どぶろく」・・・スパイスをきかせた料理には「精米歩合が70%以上のコクのある純米酒」・・・肉料理には、酸のきいた「無濾過の生酒」・・・和菓子には、王道の「純米酒」・・・などなど、日本酒が、様々な料理やスイーツにも合う酒に進化しているのです。

 

昔の日本酒は、灘・京都伏見そして、新潟の酒のイメージですが、今では、日本のあらゆる場所で「おいしいコメ」「おいしい水」をベースに造られています。埼玉県にもたくさんの酒蔵があります。日本で最初に「純米酒しか造りません!」とした酒蔵が、埼玉県蓮田市にある「神亀(しんかめ)酒造」です。私は、神亀の酒を「ぬる燗」で飲むのが大好きです。

 

どうですか・・・日本酒をたしなむ習慣はいかがですか。ただし、ほろ酔いでとどめてください。(笑)