今日の朝の会では、子どもたちとオリンピックの話で盛り上がります。スノーボード金メダルの平野選手やスキージャンプ金メダルの小林選手のことは、テレビを見ていてよく知っていました。ただし、3歳女の子は、平野選手の3回目の競技の前に「アンパンマンが見たい!」となり、ママは金メダルの瞬間を見られなかったというエピソードもありました。(笑)
さて、みなさんは新聞を読んでいますか。昭和世代の私の場合はすっかり習慣化しています。サラリーマン時代は、通勤電車の中で日経新聞をタテ半分にたたんで読んでいました。今は一般紙ですが、おやじ園長のブログでも、興味のある記事に、自分の経験や意見を交えてブログにすることが多いですね。あの池上彰さんは、毎日30紙ほどの新聞を読んでいるそうです。彼曰く「これで飯を食っているので」とのことです。
今の時代、インターネットで情報を得られるじゃないか・・・スマホで十分と思っている人も多いかと思います。しかし、SNSで流れてくる記事は、検索エンジンの上位に出てくる記事が多かったり、自分好みの「おすすめ」記事に絞られてしまうことが多いです。これでは、「情報の偏食」になり、思考が偏りやすくなります。
その点、紙の新聞はアナログですが、さまざまな情報に接することができ、信頼性も担保されています。ネット情報ではデマもありますね。実は、子どもの読解力や表現力の向上にも寄与しています。
小学校6年生を対象にしたデータです。新聞を読む頻度と国語学力の調査では、新聞を読む頻度が多いグループほど国語の成績が良い傾向になっています。きれいな正比例です。もちろん、新聞をとっていない家庭が増えているので、7割以上の児童が「新聞は読まない」という結果です。
家庭では、親が新聞にもっと接するよう仕向けるのもいいですし、小学生新聞などを活用するのもいいですね。また、小学校の授業でも、新聞を積極的に活用する学校もあるようです。昔は、新聞記事をスクラップといって、切って貼っていたこともありましたね。中学生や高校生が、自分の今後の進路を考えた時に、やりたいことがなかなか見つからないことがあります。そんな時に、「自分が興味を持った記事をスクラップで1週間続ける」ことをすると、やりたいことが見えてきます。(池上彰さんの受け売りですが)
紙を使った文字情報は、今後ますます縮小されていくのでしょうが、新聞の力を侮ってはいけませんね。